2018.06.11
歌を使って楽譜とピアノをつなぐ
こんにちは。
楽譜という「紙に書かれたもの」から、ピアノを使って「音を出す」「音楽にしていく」
このプロセスは、初めてピアノに触れるお子さんには、難しいものかもしれません。
私が「ピアノひけるよ!ジュニア」を使う最大の理由がそこにあります。
一つ一つの音符だけでは、「曲」にしていくプロセスが見えにくい。
そこに「歌をうたう」という活動を入れていくことで、「こう弾けばいいのかな?」ということがわかっていきます。
先日レッスンした小学校1年生。
「バケツのあな」を練習しています。
前回のレッスンで、音符を一つ一つミドソラドソ…と確認していきました。
今回のレッスンで聞かせてもらうと、一つ一つの音符を弾いている感じ。
この歌は知らないということだったのですが、前回は、簡単に1回歌っただけでした。
そこで、一緒に歌うことにしました。
3回一緒に歌って、その後、リズム打ちをしながらまた歌いました。
「カスタネットとタンバリンとどっちが良い?」と聞くと「カスタネットが良い!」
ということで、カスタネットを使ってのリズム打ち。
「じゃあ、先生がタンバリンでやるね。」と一緒に歌いながら、リズム打ちをしました。
だんだん楽しくなってきて、「タンバリンでもやりたい。」
と次に、私が持っていたタンバリンと交換。
タンバリンでもリズム打ちをしながら歌いました。
その後、ピアノで弾いてみると、今度は3拍子のリズムにのって「曲」になっていました。
こういう経験を積み重ねていくことで、知らない曲でも「曲」として捉えていく力が養われていきます。
そして、弾ける楽しさ、音楽を作る楽しさをたくさん味わってほしいと思っています。