体験レッスン

大人の方の体験レッスン

水曜日に、大人の方の体験レッスンをおこない、ご入会いただきました。

子育てと仕事の中で

趣味でピアノを弾いていきたい、とお考えの女性の方です。お子さんたちもだんだん大きくなってきましたが、まだまだ習い事の送り迎えなどもあり、手がかかる年齢。

お仕事もなさっているそうで、 多忙な毎日を送っていらっしゃいます。

ほんとうに、よく分かります。私もそうでしたから。毎日飛ぶように時間が過ぎていく、という感覚で過ごしていました。

でも、自分の好きなことをする時間も作っていきたい、とのことで、以前から習いたいと思っていたピアノを習う、ということへの一歩を踏み出されました。

ステップの小さい子ども用の教本

お話をうかがい、今回の体験レッスンでは「大人のための連弾曲集」からエーデルワイスを途中まで練習して、連弾してみました。

以前、少しの期間、ピアノを練習していたことがあったそうで、楽譜を読むことはスムーズにできていました。

時間が短かったので、半分まででしたが、伴奏をつけると、またちょっと違った雰囲気になりました。

教本は、「ピアノひけるよ!ジュニア」を使うことにしました。もしかしたら、小学生のお子さんと一緒に、歌ったり、弾いたり楽しめるかもしれません。

大人のためのピアノ教本もあるのですが、初めてピアノを習う方、あるいは長いブランクのある方にとっては、1つのステップが大きいと考えました。

特に、練習時間がなかなか取れない方の場合には、子どもさん用の教本を使って細かいステップで進めたほうが、逆に上達が速くなります。

自分のために時間を使う

育児をしつつ仕事をしている女性が増えてきました。ほんとうに忙しい毎日です。

でも、その中で、少し、自分のために時間を使っていくと、気持ちの面ではずいぶん違ってくるように思います。

私自身も、そうでした。1日20分くらいしか練習できませんでしたが、レッスンを録音して、通勤の車の中で聴くことも含め、「やりたいことをやっている」という感覚を持つことで、また、仕事を頑張ろう、と思うことができました。

今回の方も、「少ししか練習できないかもしれません」とおっしゃっていましたが、たとえ5分でも、自分がやりたいことに時間を使っていくことで、リフレッシュすることができます。

ついつい自分を後回しにしがちな方こそ、ぜひ、ピアノに限ったことではありませんが、ご自分のために時間を使っていただきたいと、改めて思いました。

小学生ご兄妹の体験レッスン

火曜日に、小学生のご兄妹の体験レッスンをし、ご入会いただきました。二人ともとてもしっかりしていて、ハキハキした受け答えのできるお子さんでした。

小学校1年生の体験レッスン

今までに、他のお教室でレッスンを受けていたので、「ぴあのどりーむ4」のなかから「おまつりがはじまるよ」と「森のおまつり」を聴かせてもらいました。

音符もしっかり読めていて、リズムも正しく、そして何より楽しそうに弾いています。よく練習している様子がわかりました。

姿勢と手の使い方の練習をしていきました。足を台にしっかりつけること。
いすに浅く腰をかけて、少しだけ前かがみになること。
親指が落ちないように手を鍵盤の上に載せること。

初めてでしたが、さっとできました。そのあとで、8分音符の部分をゆっくり練習してからもう一度弾いてみました。

さっき、少し不安定だった8分音符の部分が安定して、きれいに弾けるようになりました。

その後で、「うたあそび」。「おつかいありさん」を歌いながら、太鼓でリズム打ち。終わると、「これ、楽しい!」とうれしい一言でした。

小学校3年生のレッスン

お兄ちゃんも、「ぴあのどりーむ4」の中から「森のかもつれっしゃ」を聴かせてもらいました。

鉄道が大好きだそうで、とても楽しそうに弾いてくれました。和音の移動の部分で、少し迷いながら弾いていたので、一度通して弾いたあと、その部分を取り上げて、ゆっくり練習をしました。

手の使い方を確認して、休符の間に移動すること。どの音を、どの指で弾くかをあらかじめ決めておくこと。何回か練習すると、とてもスムーズに弾けるようになりました。

最後に「うたあそび」。いっしょに歌って、リズム打ちをして、楽しみました。

楽しむこと、チャレンジすること

音楽は「音」を「楽しむ」こと。自分がピアノを演奏したり、歌ったりして、その中で「楽しい」と感じることがとても大切です。

いっしょに歌う、打楽器を使いながら歌う、などは、それ自体とても楽しい活動です。

それと同時に、日々の練習が必要になってきます。「今までできなかったことができるようになった」という、楽しさもあるからです。

こちらは、チャレンジすること、と言い換えてもいいかもしれません。子どもさんの場合には、自分で「これをやろう」と決めた時には、大人が驚くほどの集中力で大きく成長する場面があります。

発表会も間近に迫ってきました。ここまでの練習を通して、生徒さんの成長ぶりを見ることができています。

「楽しむこと」「チャレンジすること」を大切に、また、レッスンしていきます。

新小学校2年生のピアノ体験レッスン

昨日は、4月から小学校2年生になる女のお子さんの体験レッスンをして、ご入会を決めていただきました。

体験レッスンの内容は、年齢によっても大きく変わります。今回は、もう、左右もわかる、字も読める、数字もわかる、という小学生のお子さんなので、そこに関係することは、できるだけ少なくして、実際にピアノに触れる時間を長めに取りました。

小さいお子さんの場合には、右左の部分を右左ゲームをたくさんやって、ていねいに確認していきます。

右左ゲームとリズム打ち

まずは、右左の確認です。右左ゲーム。小学生なので、けっこう速いテンポでやりましたが、スムーズです。

ト音記号で右手、ヘ音記号で左手の練習も最初にやりました。そして、ト音記号のド、ヘ音記号のドの音符を書いて確認します。

次にボンゴを使ってリズム打ち。動物や昆虫の書いてあるカードを使います。ライオンだったら4つ。ライオン4頭だったら、4×4を同じ速さでたたく練習です。

指人形を使って手の使い方の確認をする

今回、紙の指人形を作って使ってみました。写真は、私の指なので、残念ながら、かわいくないですね。

お父さん指~赤ちゃん指までの絵と、指番号が書いてあります。このポイントは、指人形をはめることで、指の関節が曲がらないようになる、ということにあります。

ロシアピアニズムの奏法の中で、指の付け根から曲げられるようになるということは、とても大切なことです。

でも、特に小さいお子さんの場合、それが難しい場合が多いと感じていました。ですから、厚めの紙の指人形をはめることで、付け根から曲げる練習になると思いつき、さっそく作ってみたのです。

指人形をはめるだけで、何となく楽しくなります。両手のそれぞれの指にはめて「こんにちは」をさせます。そして、指の付け根の関節が曲がることを確認しました。

同時に、指番号も確認しました。後で、弾く時は、まず、3の指から練習します。

ピアノのふたをあけて中を見る

次に、体験レッスンに最近必ず取り入れている、ピアノのふたをあけて、音が出る時に、動いている部分を確認しました。

電子ピアノで練習する場合の多い最近のお子さんたち。スイッチがない、ピアノの音がどうして出るのかを知ってもらうことは、とても重要だと考えています。

鍵盤を弾くとハンマーが動く様子、右のペダルを踏んでダンパーが上がる様子、左のペダルを踏むと鍵盤全体が動く様子を見てもらいました。あっちこっちが動く!上がる!とびっくりしたようです。

その後、ピアノの真ん中探し。一つずつ右と左から鍵盤を弾いて真ん中を確認していきます。

実際にピアノを弾いてみる

真ん中を確認し、ドの音を使って、音を出してみます。3の指を使って、さっき指人形でやったように、付け根から曲げて弾いてみます。

やはり、指人形を使って、あらかじめ練習していたので、指の付け根から曲げる感覚はわかりやすかったようです。最初はゆっくりと、音が消えるまでずっと聞きながら練習してみました。

次に、ドを左右交互に4拍×8小節練習しました。すぐにできるようになったので、最後に私と連弾して、体験レッスンは終わりです。

「楽しかった」が大切

体験レッスンが終わったあと、「楽しかった。」と言っていました。やはり、この感覚が大切です。

ピアノを弾いてみる→練習する→できたら楽しい この流れができることで、ピアノの練習への意欲は高まります。

レッスン日程も決めて、4月からを楽しみに帰っていきました。私も、新しい生徒さんとのこれからのレッスンがとても楽しみです。

保育園年少さんの体験レッスン

お子さんにピアノを習わせ始めるタイミング。迷うかもしれませんが、本人が「やりたい」と思った時は、チャンスです。

保育園年少の男のお子さんの体験レッスンをし、入会を決めていただきました。

小学生のお姉ちゃんが、先にレッスンに来ていて、弟さんもずっとやりたい気持ちを持っていたのだそうです。

お母様も「本人の気持ちが大事だと思って。少し早いかもしれませんが、タイミングがあると思うので、そろそろ始めようと思います。」とおっしゃっていました。

最初は右左のゲームから

ごあいさつをして、右左ゲームから。「右と左、分かる?「右はどっち?」と聞くとまったく迷わず、「こっち」と右手を挙げました。

右左ゲームもまったく迷いがありません。これには感心しました。ト音記号とへ音記号を使った右左ゲームもすぐできました。

音符を書く練習の第一歩である、風船のなぞり書きと色塗り。赤い風船ができました。

次に、線の間、線の上下、線上の○のなぞり書きもしました。鉛筆で注意深くなぞっていきます。ていねいに、ていねいに。一生懸命なぞっている様子がとてもかわいい。

年少さんなので、一つ一つの内容を短くして、飽きてしまわないように、ということを心がけて体験レッスンを組み立てていきます。いくつかなぞって「あとはお家でやってね。」ということで、用紙をわたしました。

ピアノのそばに行って、ピアノの中を見せました。電子ピアノのお子さんが増えているので、必ず見せるようにしています。

ピアノの中を見てびっくり

スイッチがなくても音が出ること、鍵盤を押すとハンマーが上がって音が出るという仕組みが少しでもわかってほしいと思っているからです。

下からハンマーがポンと上がってくる様子にびっくり。ペダルを踏んでダンパーが動く様子にもびっくり。「上に上がった!」

今度は右と左から一つずつ鍵盤を弾いていって真ん中探し。

ドの音を弾きます

その後で、真ん中のドを弾く練習をしました。長くドの音をのばして弾きます。手をブラブラさせて、柔らかくして、ドの音を3の指で弾いていきます。「ぶらぶらさせて、そっと弾いてね。」

音が出るとほんとうにうれしそうで、何回も練習しました。最後に伴奏をつけて連弾し、体験レッスンは終わりました。

見ていたお姉ちゃんが「○○ちゃんも、今日は宿題が出たね。」と言っていました。自分が毎週宿題があるので、弟も同じだ、と思ったのですね。

新しい出会い

新しい生徒さんとの出会い。私にとっては、ピアノの楽しさをどう伝えるか考える機会でもあります。

それぞれ個性がある生徒さんに、どうしていったらより楽しくピアノが上達できるようになるか、工夫しながら、体験レッスンも生徒さんに合わせてその場で考えていくのです。

かわいい年少さんの姿を見送りながら、これからのレッスンが楽しみになりました。

「鍵盤は『叩かない』んですね。」体験レッスンの方の言葉

昨日、大人の生徒さんが体験レッスンにお見えになって、入会を決めてくれました。

子供の頃、習っていて、「バイエルとブルグミュラーまでやってやめました。その後、小学校の教員免許を取る関係で、バイエルをまた弾きました。」とのことでした。

一通りお話して、私の奏法についてご説明すると、とても興味を持ってくださって、「鍵盤って『叩かない』んですね。何だかピアノは、指で鍵盤を叩くイメージがありました。」とおっしゃるのです。

そう言われてみれば、そうかもしれません。私も子供の頃に言われた(楽譜に先生の書き込みが残っていました)ことは、「指を上げて鍵盤の底までしっかり弾く」でしたが、指を上げてから「しっかり底まで」下ろせば、叩く感じに近くなります。

「そんなに指を使わなくて大丈夫です。ピアノは、音が出ますから。」と言うと「何だか今までと違っていて、おもしろそうです。」とのこと。

その後、私が弾いているところを見ていただきましたが、「確かに、叩いていないですね。手の使い方が、子供の頃、自分が習ったのとは違います。」とおっしゃっていました。

身体を前傾させ、腕の重みが鍵盤に伝わるように、肩、肘、手首の使い方も従来の奏法とは違います。

指ももちろん、手の内側の筋肉や虫様筋は使いますが、指そのものを上げる、という動きはありません。

ですから、自然で無理なく弾くことができます。

まずは、中指を使って、指の支えのイメージをつかむところから、始めることにしました。子供の頃に習っていたので、しばらくすると、指の感じも戻ってくるでしょう。

そうすれば、より楽に、そして豊かな音色でピアノを楽しむことができます。これからがとても楽しみです。

幼稚園年少さんの体験レッスン

こんにちは。

昨日は、幼稚園年少の男のお子さんの体験レッスンをして、入会を決めていただきました。

年少さんの体験レッスンは2回め。このくらいの年齢は、個人差が大きいので、いろいろ考えてメニューを用意していました。

身体を動かすことに興味があるのだったら、こんな内容を、ピアノそのものに興味がありそうだったらこんな内容を、と。1つ1つの内容は短めに、全体として学ぶことがあるように、ということを意識して、組み立てています。

なぞり書きとぬり絵

お母様と、おばあさまと一緒に来たTくんは、わたしが「おはよう。」と言うと、恥ずかしそうに「おはよう。」と返してくれました。

「お名前は?」と聞くとやっぱり恥ずかしそうに「お母さん言って……。」

でも、ミッフィーの持っている風船をなぞって、色をぬって、と始めると、何色が良いかな?と楽しそうに色を選び、ていねいになぞり書きとぬり絵を始めました。

とても手先が器用で、風船の○もきれいに閉じてなぞれますし、はみ出さずに風船の中に上手に色がぬれます。幼稚園でもたくさんこういう作業をしているのだそうです。

途中で「あと4つだから、どの色を使おうかな。」と言って、数もきちんと把握していることがわかりました。

全部で6個のミッフィーの風船は、青、赤、黒、ピンク、黄緑、黄色とカラフルにぬられ、その頃には、私にも、レッスン室にも慣れてきました。

数を数えながら、ボンゴをたたく

動物のカードをみせました。「これ何だ?」「キリン!」

「じゃあ、『キリン』って言いながらボンゴをたたこうね。」というと「お家にもある。」びっくりしました。

お家に小さいボンゴがあるのだそうです。

キリンとカマキリとライオンとを数えながらたたき、ライオンは右手と左手を使って、4回もたたきました。

ピアノってどうなっているのかな?

ピアノのふたを開けて中を見てもらいます。鍵盤を弾くと下からハンマーが上がって弦をたたく様子を見てもらいました。

左のペダルを踏むと、鍵盤が動くことも、右のペダルを踏むと、音が長く伸びることも、体感してもらいます。

今は、電子ピアノですが、ゆくゆくはアップライトピアノを用意していきたい、とのご両親のご希望です。

スイッチがないピアノ。でもだからこそ、弾いた違いがすぐ音に出る楽器。それを最初からぜひ見て触れてほしいと思い、今はできるだけ早い段階で中を見ていただくようにしています。

真ん中探しとクラクション

ピアノの右端からTくんに一音ずつ下がって弾いてもらい、私は左端から弾いていって、真ん中を探します。

真ん中で鍵とロゴのマークを確認して、座ってもらいました。

最初はクラクション。私の真似をしてグーやチョキで鍵盤を弾いてもらいます。

プップーと鳴らしていくのですが、だんだんとミッフィーの車だけではなく、トラックや電車やミニカーも加わって、あっちこっちに動きます。

時々「プップー」だったのが「プップップ」と変わったりして。でも、ちゃんと真似ができました。チョキもとても上手に作れました。

最後に連弾

ここまでがとてもスムーズだったので、最後に連弾をすることにしました。

ドの音を4拍子で弾いていきます。

さっき「ライオン」とやったので、ライオンを右手で4回、左手で4回。そこに伴奏をつけると、曲になりました。

弾き方を私が見せると、真似をして、指の形を変えることができました。これには私もびっくりしました。

ピアノは楽しい

ヤマハの音楽教室に通っているとのこと。グループではなくて、個人に応じたレッスンを受けさせていきたい、ということが、ピアノ教室に来る動機だったのだそうです。

一人ひとりの個性を大切にできること。まさに、それが個人レッスンの良さ、特長です。

にこにこして、できた!という実感を持って帰っていきましたが、そういう経験を通して「ピアノって楽しい」「音楽って楽しい」という気持ちをたくさん感じてほしい、そう思いながら見送りました。

レッスンの開始を私も楽しみにしています。

小学校2年生の体験レッスン

こんにちは。

昨日は小学校2年生の女のお子さんが体験レッスンを受け、入会してくれました。

 

3人兄弟の長女、ということで、しっかりした印象のお子さんです。

将来、幼稚園の先生になりたいので、ピアノはぜひ習いたいと思っていたとのこと。

ご挨拶をして、少しお話。

お家でも、電子ピアノがあるので、少し自分なりに弾いたりしてもいるそうです。

 

その後体験レッスン開始です。

手をなぞって指番号。

指番号の書いてあるカードを使って、確認していきます。

さすが2年生。すぐできました。

 

ト音記号とヘ音記号。

ト音記号のカードが出たら右手で、ヘ音記号のカードが出たら左手でボンゴをたたきます。

これも、すぐできました。

真ん中のドの音を音符で書くとどうなるのか、の確認。

 

いよいよピアノです。

この頃、体験レッスンでは、ピアノの仕組みを見ていただくようにしています。

音の出る仕組みを見てもらうことで、自分の打鍵がどのように音につながっていくのかをイメージすることができやすいと考えたからです。

ピアノの蓋を開けて、弦が全部見えたらわーっという感じで、一緒にいらしていた弟さんもびっくり。

確かにグランドピアノの中はなかなか見る機会がありませんから。

 

鍵盤を弾いてもらい、ハンマーが上がる様子を見てもらいました。

スイッチがなくても、鍵盤を弾くとハンマーが上がり、弦を叩いて音を出す。

その後、ペダルを踏んだらどうなるのかも見てもらいます。

私が右のペダルを踏んでから弾いてもらうと、音が響くことにもびっくり。

左のペダルを踏むと、鍵盤が動くことにもびっくり。

お母様も、子供の頃10年位習っていたとのことで、グランドピアノを見ながら、「電子ピアノだと、弾いた感じが全然違うんですよね。」とおっしゃっていました。

 

蓋をしめて、黒鍵を手がかりにドの音を探していきました。

すぐ見つけられました。

そして、一番上のドの音も、一緒に確認しました。

次に、ピアノの真ん中探しです。

高いほうから生徒さんに、低いほうから私が一つずつ鍵盤を弾いて、隣り合ったところまで進みます。

ピアノの真ん中を確認し、真ん中のドも確認しました。

 

実際に曲を弾いてみます。

「ピアノランド」の「どどどどどーなつ」を弾きました。

何回か練習して、一緒に連弾。

1曲、その場で完成させることができました。

 

次からの日程を確認し、教本類をお渡ししました。

お母様に「これから習うんだよ。」と言われて、ニコッとした顔、ほんとうにうれしそうでした。

帰り際にも手をふって帰っていきました。

新しいご縁に感謝しつつ、楽しいレッスンをしていこうと思います。

中学生の体験レッスン

こんにちは。

昨日は、中学校2年生の男のお子さん(もう「お子さん」という感じではありませんが)が体験レッスンにおみえになって、入会してくれました。

 

ピアノを習うのは初めてとのこと。

「勉強の息抜きにもなるし、弾けるようになったら知っている曲のアレンジにも挑戦してみたい。」と習おうと思った動機をしっかりした自分の言葉で話してくれました。

ピアノが脳に及ぼす影響などについても少しお話した後で、さっそく体験レッスンです。

 

まず、ト音記号の説明と、実際になぞって書いてみることから。

そして中央のドの音符を確認した後、ドレミファソのカードを見せながら、音符がどのように音と関連しているのかを説明しました。

この辺り、あっという間に終わりました。

 

その後、ピアノに移り、ピアノという楽器を見てもらいました。

弦がどう張ってあるのか。

鍵盤をたたいた時、ハンマーがどう動くのか。

ペダルを踏んだら、何がどう変化するのか。

さすが中学校2年生です。

低い音の弦が長くなることも、すでに持っている知識と結び付けて、「あ、なるほど。」とすぐに理解していました。

 

実際に音を出してみます。

まず、座り方。

座ってもらったら、背が高い!

「何㎝あるの?」と聞くと「165㎝より高いと思います。」とのことでした。

大きいですね。

椅子はかなり後ろに引いた状態で座ってもらいました。

 

次に、中指を使って音を出してもらいました。

手首を上げ気味にして、指先の力を抜いてドの音を出す。

とても上手です。

曲はピアノランドの「どどどど どーなつ」と「さらさら おがわ」

4分音符、2分音符の説明も含め、練習をしてもらいました。

すぐ弾けるようになって、私と連弾をしました。

表情の付け方もお話ししたところ、すぐ対応できました。

 

中学校2年生は心身ともに大きく成長するとき。

夏休み後のこの時期は、個人差はあるものの、基本的に大人として考えていくべき時です。

特に、昨日の生徒さんはとてもしっかりしていて、大人の考え方、大人の対応ができていました。

これから、どんな風に成長していくのか、とても楽しみです。

保育士さんの体験レッスン

こんにちは。

昨日は、保育士さんをしていらっしゃる方が体験レッスンに来てくださって、ご入会いただきました。

今まで、その場その場で「この曲を」と練習してきたのだけれど、体系的に学んでいきたいと思ったのだそうです。

同時に、2月に係分担で弾くことになっている曲を仕上げていきたいとのこと。

 

ある意味、学校の先生や保育士さんのサポートは、私にとっては得意分野と言えるかもしれません。

保育園には息子がお世話になり、また学校現場は熟知しているので、その状況の中で何が必要とされているのかが見えています。

小学校の授業や、保育園の行事の中で、ピアノについて必要なのはどういう力なのか?

完璧にピアノが弾けても、授業で苦労していた音大ピアノ科出身の音楽の先生の姿を、中学校で見てきました。

逆にピアノは苦手だけれど、生徒達が楽しみにするような授業ができた音楽の先生もいらっしゃいました。

音楽は「音を楽しむ」ことが基本なので、子ども達が楽しめるように、指導する側がピアノをどう使っていけるか、そこがとても大切なのではないかと思うのです。

 

一方、練習を効率的にする方法、というのもあります。

例えば、昨日の方は「北風小僧の寒太郎」の楽譜を持っていらっしゃいました。

体験レッスンでは、左手部分の練習から入りましたが、4小節に8回、同じ音・リズムが続いています。

一つそれが出来れば、4小節分の左手は弾けてしまうのですね。

まったくの初心者がそれを見ていくのは、難しいかもしれません。

でも、ピアノを弾き慣れている者の目で、全体を見ていけば、そういうことが見えてきます。

昨日の方も、それで2段分、8小節の左手伴奏部分の譜読みができました。

歌が入ってからも、左手のリズムパターンは同じであること。

だから、和声の変化を追って、その練習をしていくこと。

 

効率的な練習方法をしていけば、一人でやるよりもずっと早く仕上げることができます。

その部分で、お役に立てればとてもうれしく思います。

幼稚園年長さんのピアノ体験レッスン

こんにちは。

昨日は、幼稚園年長の女のお子さんの体験レッスン、そしてご入会を決めていただきました。

習い事は初めてとのこと。

新しい場所で、知らないピアノの先生に会う、ということで緊張していましたが、「こんにちは。」としっかりごあいさつができました。

 

地元の幼稚園に通っているとのことで、同じ幼稚園のお子さんがすでに、たうらピアノ教室にも何人かいます。

ですから、ピアニカで年中さんはこんな曲をやったんだよね、とか、年長さんの曲は何?夕涼み会があったでしょう、など、そんなお話をしているうちに、だんだん緊張もほぐれてきました。

お返事も、受け答えもしっかりできます。

 

いよいよレッスン。

ぬり絵はとても上手にきれいにぬれました。

右左ゲームも迷わずばっちり。

指番号の練習もすぐ上手にできました。

指先が器用なお子さんで、両手の薬指を打つのも上手です。

次に、ボンゴを使ってリズムを打ちます。

こちらも迷わずしっかりできました。

 

幼稚園では、今、運動会の向けて和太鼓の練習をしているとのこと。

お母さまから聞いていた「勇気100%」の曲をかけ、和太鼓のかわりにボンゴでたたいてもらいました。

かなり複雑なリズムもありましたが、頑張って聞かせてくれました。

 

そのあとピアノに移動。

お家の楽器は、電子ピアノだそうなので、スイッチがないこと、音の出るしくみを簡単に説明して見てもらいました。

ピアノでは、高い音からお子さんに弾いてもらい、私が低い方から弾いてどこか真ん中を確認しました。

その後、たくさんあるドを探したり、「良い手の形」に気をつけて「ドレミファソラシド」を弾いたりしました。

最後にお歌をうたってお手玉遊びをしておしまい。

「楽しかった」とにこにこして言ってくれました。

 

そう、ピアノを弾くのは楽しいこと、音が出せるのはうれしいこと。

これからのレッスンの中でも、そんな経験をたくさんしてほしいと思っています。