定期的にレッスンを受けることの意味
こんにちは。
今日は曇り空で寒々していますね。
定期的にピアノのレッスンを受けることには、どんな意味があるでしょうか?
お子さんの場合には、必ず定期的に来ていただくようにしていますし、大人の方にも出来るだけそのようにお願いしています。
定期的にレッスンにいらっしゃることで、より良い感覚を、定期的に「体感することができる」のが最大の理由です。
耳でより良い響きをとらえる感覚。そのための身体の使い方の感覚。
言葉だけではなかなか分からない、この感覚。
特に初めの頃は、レッスンの時に、自分でつかめたと思っていても、自宅に帰ると感覚が変わってしまう。あるいは、自分で覚えて帰った感覚が、本来のものと少し違っている。そういうことがよくあります。
少しの違いでも、練習していくうちに、それが大きくなっていきます。
1~2週間ごとにそのずれを調整していけば、より良い感覚が、身につきやすくなるのです。
大人の女性の生徒さん。お仕事もしっかりやっていらっしゃって、お家では家事だけでなく畑も、さらに合唱のサークルに入って…と多くのことに積極的で、とても前向きな、活動的な方です。
お忙しいことと、曜日・時間を固定しないチケット制レッスンだったこと、また私のほうも父の葬儀などがあったため、せっかくお始めになったのですが、10月11月はなかなかレッスンができませんでした。
12月からは、曜日と時間がだいたい定まってきて、1~2週間に一度のペースでレッスンにお出でになっています。
大きく変わってきたのが、音をとらえる感覚と脱力の感覚です。
意外に脱力は難しいのですが、ご自分でも「力が入っていますね。」「固くなっていますね。」とお分かりになるようになってきました。
やはり、定期的に通っていらっしゃるからこそ、その感覚を、より早く身につけることができるようになります。これは子どもの生徒さんも同じですね。
庭の水仙が花をつけました。この水仙、とても早くから咲いてくれて、香りがいいのでお気に入りです。ちょっと混み合ってきたので、この夏は植え替え時かもしれません。