耳の横を意識する
昨日は、自分のレッスンに行ってきました。今回も、新しい発見がありました。自分の感覚をレッスンの度に更新していくことになります。
腕の下側を意識しつつ、鍵盤の浅いところを狙う
前回のレッスンで虫様筋に力をいれること、そして鍵盤の底よりもほんの少しだけ浅いところを狙うことを教えていただき、2週間、練習していました。
私の場合、虫様筋に力を入れようという意識を強く持つと、手首が固くなっていることがこの2週間の練習の中で分かってきました。虫様筋への意識と同時に腕の下側を相当しっかり持ち上げる意識を持つことが大切なのです。
鍵盤の深さについては、「このあたり?」「まだ深いかもしれない」という感じを持ちつつ、レッスンへ。
先生のピアノで弾いても、最初は「ここかな?」「深い?」と探る感じでした。聴いていただくと、「紙1枚分、深い。」とのこと。微妙です。
手前から奥に向けて指を入れていたのを、真上から真下へ入れるような感じで手を使ってみました。今度は、音に広がりが出てきたので、ポイントをつかめたようです。
耳の横に意識を持っていく
「耳の横、この辺に意識を持って、弾いてみると、音楽が変わってくるんですよ。」と先生に言われ、耳の横に軸があるようなイメージを持って弾いてみました。
まず、座って弾き始める段階で、今までと姿勢が変わることに気づきました。
今まで、自分の中で響きを追う時に、目の前からピアノの奥に向かって上がっている響きを追う、という意識で弾いていました。
耳の横を意識することで、より広い範囲にある響きに意識が向きました。自分自身の横、もう少し後ろまでとらえようという感覚になります。
確かに、自分自身がどこに音を、響きを伝えようとしているのか、というのは音楽を聴く人に届ける上で重要なことです。
より立体的に、より広い範囲に意識を持っていくことができました。「音楽が変わる」ということとつながっている気がします。
音をとらえる感覚を成長させていく
耳で響きをとらえられるようになると、響きの質、音の質が変わっていきます。身体の使い方も、自分の耳で確認しつつ、調整していくことができます。
今回、また一つ、音をとらえる時の感覚を変えることができました。成長、と言ってもいいでしょう。
一つずつ、自分自身の中にあるものを磨き、成長させていくことで、さらに良い響き、良い音楽を目指していくことができます。
いくつになってもそれができること、そのものを楽しみつつ、また、今週も練習していきます。