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2018.09.27

自分だけの音楽を追求する

こんにちは。

昨日は御茶ノ水にレッスンに行ってきました。

 

前回のレッスンで、「ほんの少し、ちょうど豆電球がつくイメージで、鍵盤の底についたらすぐに指の力を抜く。」ということを指導していただきました。

この1週間、ずっとこれくらいかな、これくらいかな、と1音ずつ力の加減を確認しながらゆっくり弾いていました。

それがある程度できるようになったら、テンポを上げて…ということで、フレーズごとの練習。結局1週間かかって、その練習ができたのは2ページ分でした。

前よりは、力が抜けたという感覚はつかめてきたのですが、果たして先生のレッスン室のスタインウェイが、どんな響きを出してくれるのか、どきどきしながら行きました。

 

スタインウェインで弾いてみると、指の感覚としては、前回話題になった鍵盤の浮力が感じられていると思いました。

ただ、自分の音の響きは、自分ですべて把握することはできません。

音の上がり方は、ある程度分かるのですが、聴いている人が感じていることとの間には大きな違いがあるのです。だからこそ、フィードバックしてくれる先生のところに行くわけです。

弾きはじめてしばらくすると、「良い響きが出てますよ!」と言っていただき、「音が完全に抜けてますね。心地よい音が出ています。」

この1週間、正直、自分1人で確認しながら音を出していた時は、迷路にいるような気がしていたものですから、ホッとしたのも確かです。

 

その後、レッスンの場にいたアシスタントの先生や若いピアニストの方達も含めて、芸術談義になりました。

「音大の試験だったら、今の演奏だとペダルを取りなさい、と言うんでしょうね。でも、自分の音楽を見つけていくことこそが大切です。」

「その人の音楽を、その人の人生をかけて追求していく。最終はそこにあるのではないかと思っています。」

本当にその通りです。

終わりのない道ですが、私だけの音楽を追求していこうと思います。