2018.11.17
ピアノ初心者の生徒さんに伝えた、弾き始める前の準備
こんにちは。
クリスマス会という、家族や先生以外の聞き手の前で機会。
私がピアノ教室を立ち上げた時に習い始めた生徒さんがほとんどなので、皆さんにとっては初めての「発表会」になります。
いすに座ってから、弾き始める前に何をしたら良いのか、ここのところ生徒さんとお話したので、それについて書いていきます。
小学校1年生の生徒さん。
「『まつぼっくり』、もう見なくても弾けるよ。」とにこにこ顔。
では、ということではりきって弾き始めたのですが、お家ではできたはずなのに、先生の前だと勝手が違ったのでしょう。
ドドソー ミミドー ミードド レーーーー
ドーソソ ミミドー ミードド レーーーー
あれ?同じことの繰り返しになってしまいました。
楽器も違いますし、どこか緊張していたのだと思います。
よく楽譜を見ながら弾こうね、ということで、2回目は上手に弾けました。
次に、私との連弾です。
大丈夫という確認をしてから弾き始めたところ、最初の音が違っていました。
手を膝の上に置いて、リセットです。
「手を膝の上に置いて、次に鍵盤の上に置いて、楽譜を見ます。最初の音から1小節分の音を頭の中で音を出さずに確認しようね。それから弾き始めましょう。」ということで、手順を確認しました。
今度は大丈夫。
何回か最初の部分の確認をして、落ち着いて弾き始められるようになったら、もうすっかり本来のペースが出せるようになりました。
お迎えに来たお母様の前でも、最後に連弾を披露して、お母様と、次のレッスンを待っていた小学校高学年の生徒さんにも拍手をもらってにこにこして帰っていきました。
もうお一人。大人の生徒さんも、やはり弾き始めが慌ただしくなりがちです。
あわてて弾き始めると、最初の音から間違ってしまったり、左右がそろわなかったりしてしまいます。
合唱の経験の長い生徒さんなので、「歌を歌う時と同じで、息を吸って歌い始めるのと同じタイミングで弾き始めましょう。」というお話をして、何回か出だしの練習をしました。
初心者の方は、ついあわててしまいますが、ピアノの前で一度落ち着いて手の位置の確認をして、息を吸ってから始めるといいですね。
出だしがうまくいくと、その後の演奏も落ち着いて弾くことができるようになります。