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ピアノを始めてから自信が出てきたようです

先日、新しく入会して2ヶ月が過ぎた生徒さんのお祖母様にお会いする機会がありました。

そこでお孫さんのピアノの話題にもなり、「ピアノを始めてから、自信がついてきた感じがします。以前は、できるだけ目立たないように、後ろに後ろに…という感じだったのですが、少し変わってきました。もっと早く習わせてあげれば良かった、と思いました。」と嬉しい言葉をいただきました。

ピアノは個人レッスンです。その生徒さんに合わせて、教材を考え、教え方も工夫していきます。特に、お子さんの場合、年齢と性格の両方で一つ一つの物事への反応の差が大きいです。今回は、主に子どもの生徒さんについて、書いていきます。

個人レッスンの工夫―手作りの音符カード

例えば、五線の上に音符が書いてあります。その一つ一つの音符には、五線の上のどこに書いてあるか、によって、ドレミファソという音の高さについての情報と、4分音符、2分音符などの音符の種類によって音を伸ばす長さについての情報と、2種類が含まれます。

最初のうち、この2種類がなかなかわからない場合も多いのです。最初にドを4分音符で覚えてしまうと、4分音符は他の音で書かれてあっても、すべてドだと思ってしまう、というように。

生徒さんの中にも、そういうお子さんがいたので、今、教本で出てきたドレミファそれぞれについて、全音符・2分音符・4分音符のカードを作りました。

それを使って、ドはどれ?レは?というように、まず、どの種類の音符であっても、五線の上の位置によってドレミファソが決まることを学ぶ機会を作りました。

次に、同じカードを使って、4分音符を探してみよう、2分音符を探してみよう、など、音符の種類を区別する練習をしました。

まだ完璧というわけにはいきませんが、その生徒さんもだんだん分かってきました。

個人レッスンの工夫―レッスンの組み立て

レッスンの組み立てについても、生徒さんによって変えています。生徒さんによっては、「『うたあそび』は最後が良い」というように、リクエストが来る場合もあります。そういうときは、できるだけ希望に沿うようにします。

例えば、タッチに課題のある生徒さんの場合には、紙の指人形を使った体操に時間を取ります。

指の付け根から曲げる練習、指の付け根と手のひらの指に近い部分の筋肉を鍛える体操。それを時間をかけておこなったりもします。

録音をし、自己評価を中心にレッスンを組み立てていく場合もありあす。

バリエーションを増やす

いろいろな生徒さんがいます。それぞれ、個性があります。それぞれの得意なもの、好きなものをできるだけ伸ばせるように。同時に苦手なものにも、少しずつ取り組めるように、といろいろ考えながらレッスンをしていきます。

その積み重ねが自信につながっていきます。毎日少しずつではあっても、積み重ねていけば、とても大きな力になります。だからこそ、取り組みやすいように、頑張れるように、と思うのです。

そのためのも、さまざまな面について、バリエーションを増やすように日頃から心がけています。せっかく始めたピアノ。ぜひ、楽しく、長く続けて弾いてほしい、日々そんな思いでレッスンをしています。