ピアノ教室

2019.03.12

ピアノを習うことの良さ

春。年度の始まりであり、進級、進学の時期でもあります。お子さんのおけいこごとをお考えのお父さん、お母さんも多いことでしょう。今日は、ピアノを習うことの良さについて、書いていきます。

「子どものおけいこごとランキング」も、いろいろなところで調査がされていますが、スイミング、学習塾・英語と並び、ピアノ(エレクトーンを含めている調査も)はベスト3に入ります。

実際、たうらピアノ教室でも、ピアノの他のお稽古ごとの話を聞くと、スイミングの話題、英語の話題は多いですね。

自分で楽譜が読めて弾けると楽しい

まず、自分で楽譜が読めるようになって、音が出せるようになってくると、楽しくなります。

知っている曲が弾けるとなおさらです。そういう意味もあって、教本に「ピアノひけるよ!ジュニア」を選んでいます。

子どもの生徒さんは「この曲、知っている!」となると、気持ちの入り方が違ってきます。

「ピアノひけるよ!シニア」になってくると、名曲を編曲したものも入ってきて、時々、「この曲、ママが好きだって。」という話を聞くこともあります。

このお母さんがご存知だったり、好きだったりする曲の時も、張り切って練習しますね。ご家族の方が今、練習している曲に興味を持ってくださることにも、うれしさを感じるのでしょう。

一つのことを継続する習慣をつけられる

これも、習い事ランキングのピアノの解説でよく言われていることです。実際に毎日の練習があってこその上達、ということは確かです。

毎日少しずつでも練習する。ただ、それを続けていくことで、1週間たつと、弾けなかった曲が弾けるようになる。できなかったことができるようになる。

その積み重ねを実感する経験は、なかなか他では得難いものかもしれません。

小さいうちから習慣化の効果を実感する経験を積み重ねることで、家庭学習その他の習慣形成ににも良い影響があります。

人の行動の7割以上は、習慣によるものだそうです。(調べる人によっては9割と言う人さえいます)それを考えると、習慣化が人生そのものに及ぼす影響は、とても大きいものです。

子ども時代だからこそ、自然に身についていく

他にもまだまだありますが、今日はこの2つをあげてみました。また、折を見て、続きを書いていきます。

だいたい、4歳~5歳くらいで始めることの多い、ピアノのレッスン。小さいうちだからこそ、「自然に身につく」感覚になります。

大人になってからだと、両手を別々に動かすことに慣れる、という一つをとっても、子ども時代に始めた場合に比べると、はるかに大きな労力が必要になってきます。

この「自然に身につく」感覚が持てること、これがお子さんのおけいこごとととして、ピアノを習う場合大きな意味を持ってくるのです。

2019.03.10

子どもさんのピアノの練習―目標を細かく区切って見えるようにする―

同じことをずっと続けていると、何となくマンネリになっているかもしれない、と思う場合があります。

生徒さんを見ていても、ピアノがある程度続いていて、もしかしたら、今そうなっているかもしれない、と感じられる場合があります。

自分の中で、ゴールが見えにくくなっている状況と言えるかもしれません。そういう場合は、細かく区切ってゴールが見えるようにしてみましょう。

目標を細かく区切る

例えば、練習。一応、習慣になっているので、ピアノの前には座る。でも、1回弾くと終わりにしてしまう。

小さいお子さんだとありがちですね。イベント等があれば、それに向けて練習をがんばりますが、いつもそういうことがあるわけではありません。

そんな時は、目標をもっと小さく、細かく区切っていきます。

「毎日、練習しているね。頑張っているね。だんだん難しくなっているから、練習も1回よりも、すこし多くしていこうね。何回ならできるかな?」

「3回なら…」という生徒さんが多いですね。

見えるようにする

「じゃあ1回弾いたら、これに色を塗ろうね。」ということで、教本の余白に、クローバーのような絵を書きます。それを次回のレッスン日まで、日付も入れて7つ。

生徒さんは、それを書くと、だいたい3回ずつ練習してくるようになります。場合によると、ふつうの3つ葉のクローバーを書いたのに、自分で書き足して4つ葉になっていたり、「たくさん弾いたの。」と5つ葉になっていたり。

それくらい練習すれば、次のレッスンの時にはずいぶん上手に弾けるようになり、自分でも上達したことが実感できるので、うれしくなっていきます。

ピアノ以外でも

細かく区切る。1日3回。色を塗ることで見えるようにする。これで、「やった」感じがつかめるようになります。結果的に上達にもつながります。

もう少し大きくなると、時間で区切ることもあるでしょう。自分で自分の状態が把握できるようになってくると、「難しい部分の取り出し練習」も必要になってきますから、単純な回数ではなくなってきますから。

ピアノ以外でも同じですね。細かく区切る。見えるようにする。そのことで、取りかかりへの心理的なハードルが下がってくるのです。

お子さんの学習などにも、ぜひ、応用してみてください。

一つ階段を上る6年生の成長を実感

幼稚園・保育園や小学生の生徒さんたちは、3月、しめくくりの時期になります。1つ学年が上がるという自覚が、言動を変えていきます。

私自身も、そんな生徒さんの言葉の端々から、成長を実感しています。

小学校6年生。これから中学校に上がる生徒さん。今まで、新しい曲の譜読みは、レッスン中に片手ずつ音符の確認をしていました。

ただ、もう楽譜は確実に読めるし、実際に学校からもらってきた伴奏譜は全部自力で譜読みをして弾ける状態にしていました。

レッスンで、クレメンティのソナチネの1楽章を持ってきました。この前のレッスンの時は、あいみょんのマリーゴールドを弾いていたので、それが終わったら、この曲にしようね、と言っていたものです。

私は、前回のレッスンの様子を見て、まだもう1回はマリーゴールドが終わらないと思っていたので、ちょっと驚きました。マリーゴールドも上手に弾けるようになって、その次を自分で譜読みしてきたのです。

16分音符の連続も、ずいぶん練習してあって、なめらかに弾けるようになっていて、部分的な手の使い方の修正をすることにレッスンの重点を置くことができました。

今回は、3楽章通して弾く、ということをしてみようと考え、次の2楽章の譜読みを始めようとしたところ、「全部自分でやってみたい。」と言い始めました。

これにもびっくり。ずいぶん、成長したな、と思いました。伴奏の譜読みを通して、楽譜を読むのがとても早く、正確になったことは実感していましたが、気持ちの面でも自立しつつあるのですね。

小学校も、そろそろ卒業式の練習が始まったそうです。

歌の練習が2時間連続だったこと、呼びかけの練習もていねいにしていること、卒業生入場の歩き方、証書の受け取り方なども練習していること。

卒業式前後にプライベートで計画している、お友達との様々な楽しいイベントの予定。

いろいろ話してくれる顔が、一段としっかりしたものに見えました。

1年の振り返りする

年度末となる3月、たうらピアノ教室では、中学生以下の生徒さんと、保護者の方との面談を行います。

この1年でできるようになったことの成果を振り返り、次の1年の目標を設定していくためです。

「振り返り」と「反省」

学校でも、だんだん「振り返り」という言葉が使われるようになってきました。特に、授業の中では増えてきました。

でも、少し前まで、「反省」という言葉をたくさん使っていたように思います。広辞苑で「反省」を調べてみると「自分の行いについてかえりみること。自分の行為について考察し、批判的な評価を加えること。」

本来、何か行動すれば、良いこと(思うようになったこと)も悪いこと(思うようにならなかったこと)も両方ありうるものです。

でも、学校の中では、どうしても「できなかったこと、うまくゆかなかったこと」に焦点を当てて「反省」することを行ってきました。

ただ、どうしてもそればかりに焦点を当てると、「ちゃんとできなかったこと」ばかりがクローズアップされてきて、残念な自分、できない自分ばかりに目が行きがちです。

そうすると、次の行動がなかなか起こしにくくなってしまうのです。また失敗するかもしれない、またうまくいかないかもしれない、となってしまうからです。

それよりも「うまくいったこと、良いこと」に焦点を当てて「振り返り」、よくできたんだ、頑張ったんだ、と認めていくことがとても大切なのです。

その上で、もう少しこうしていけば「もっと良くなる」ということを考えると、次の一歩が踏み出しやすくなっていきます。

この時期だからこそ

一年は、長いようでいて短く、でも無自覚でいるとあっという間に過ぎてしまいます。だからこそ、できるようになったことを、振り返り、味わうことが大切なのです。

できたことを振り返ると、それぞれの生徒さんが成長し、進歩している様子がとてもよく分かります。

こんなにできるようになっていたんだ、ということは、意外に自分では自覚できないことが多いのです。

だからこそ、本人だけでなく、保護者、先生の目から見ても、こういう進歩があった、こんなふうに頑張っていた、ということをフィードバックする機会が大切です。

それぞれの成長、進歩を見る

保護者の方も、同じ年頃の他のお子さんのことが気になる場合があるかもしれません。

でも、大切なことは、かけがえのない、そのお子さんがどう成長したか、進歩したか、ということです。

改めてふり返る機会を持つことで、お子さんが「また、次に頑張ろう」と思えるような面談にしていきたいと考えています。

シンコペーションは慣れが必要

ここのところ、生徒さんの希望で、ポピュラー曲のレッスンが続いています。

時には、好きな曲を弾いて楽しむことも、ピアノを弾いていく上では良いことだと考えているのですが、皆さん、リズムがわかりにくくて、そこに苦労している様子。

ディズニーの「パート・オブ・ユア・ワールド」を練習中の生徒さん。最初の8小節のリズムだけ取り出すと次のようになります。

左手は、あまり動きがないのですが、右手が難しく感じている様子。やはり、小節をまたいだタイがあったり、タタンタという8分音符+4分音符+8分音符というところで、「あれ?どう弾くんだっけ?」となっています。

音楽を知っているのと、右手の音がレミファファー、ミファソソーのように続いていること、左手が全音符で動きが少ないので、前半は大丈夫。

後半4小節は、左手も2拍ずつで動くので、より難しく感じていました。ですから、まず、リズム打ちをしてみました。

次に1ト2ト…数えながら、ゆっくり右手の練習をして、それからだんだん速くしていきました。

ある程度、回数を重ねて練習しているうちに、感覚がつかめてきたようです。

中学校で教えていた時、吹奏楽部の演奏を聴いていて、「なんてシンコペーションが多いんだろう!」と思っていました。

生徒たちや、顧問の先生の話を聞いてみると、やはり、数をこなすことで、譜読みが早くなることは確かなようです。

よく、メトロノームをかけて、上級生が数えながらパート練習をしている姿を見かけました。

ピアノでも同じですね。最初はゆっくり数えながら、何度もくりかえすこと。感覚がつかめれば、できるようになります。

難しいけれどおもしろい、楽しい

平日は、市内のお子さんたちが多いのですが、土曜日には遠くからいらっしゃる社会人の生徒さんのレッスンが続きます。

そのうちのお一人、ロシアピアニズムのレッスンを受けに来る方のレッスンがありました。

身体の使い方、腕の使い方、手や指の使い方。そしてとてもとても大切な耳を使って聴くこと。

バッハのシンフォニア7番を練習してくることになっていたので、2.5のタッチを昨日はお教えしました。

最初に単音で、1本ずつの指の使い方を確認していきます。その時の音の響きに注意をはらいながら、ていねいに。

私の師である大野先生のブログを読んでいた方であり、吹奏楽やオーケストラで管楽器を吹いていた方でもあるので、耳を使う、という感覚はもともとしっかりお持ちになっていました。

昨日も、「これかな?」「今度は?」というように、弾いた感覚と、出てきた音とのすり合わせをして、「指がスッといくときと、思うように力が抜けないときとで、音が違いますね。」とだんだんと響く音のイメージがつかめてきた様子。

管楽器のロングトーンの練習に近いですね、とおっしゃっていました。なるほど、そうですね。

実際に、バッハのシンフォニア7番の最初の部分で、2.5のタッチを確認しながら片手ずつ弾いていきました。

シミファソ――ファラのラで5の指を使った時、それまでと響きが変わったのがご自分でもわかったようです。「あ!」と言って弾き直しました。

今度は、大きく変化することはなく、響く音が続きました。

「家で弾いてきたのは、歌で言えば、地声で無理に出していた感じの音でした。これは、違いますね。」「うーん、難しい。でも、おもしろい。楽しいですね。」

両手でやってみます。8分音符の部分はずいぶん響きが出て美しくなっていました。 一つステップを上がった感じで、ご自分で実感がはっきり持てたようです。

響きで弾くことの楽しさが、かなりはっきりと分かってきた様子。音が変わる、響く音で弾くと、音楽そのものも変わってきます。

生徒さんが言っていた通り、「難しい。でもおもしろい、楽しい。」に尽きるのです。

幼稚園の先生のピアノレッスン

たうらピアノ教室では、保育士さん、幼稚園の先生、小学校の先生をサポートするレッスンも行っています。

先日も、幼稚園の先生が体験レッスンにお見えになり、入会されました。

私自身が、教育学部出身であり、学校現場での経験が長いので、状況がとても良くわかります。

ピアノで独奏するのとは違う要素が入ってきます。

子どもたちの状況を見ながらピアノを弾くためには、どうしたらよいのか。子どもたちが楽しく歌えるようにするためには、どうしたらよいのか。

そういうことも考えていく必要があります。

今回の幼稚園の先生の場合、オペレッタをおやりになる、ということで、そのサポートをすることになりました。

何曲もありますから、その一つ一つが確実に弾けるようになること。ピアノの部分では、まずそれを目指していきます。

そして、歌の部分の勉強をしていくことがとても大切になってきます。ピアノはピアノで練習していきますが、それと並行して、歌詞を覚えて、楽譜を見なくても歌が歌えるように勉強していくことになります。

オペレッタとなると、動きも入ってきます。そのすべてを頭に置きながら、ピアノが弾けるようにしていくわけです。

Youtubeにある幼稚園の発表会の動画を見てみたら、まあ、いろいろあること!小さいお子さんたちが一生懸命歌ったり、踊ったりしている姿を見ていると、楽しくなりました。

さっそく私自身もその曲の楽譜を用意して勉強していくことにしました。

子どもたちが楽しく音楽に触れて楽しい、と思うためには、教える側が楽しさを感じていることも大切な要素。その気持ちが伝わっていきます。

私自身も楽しみつつ、学びつつ、レッスンに臨んでいきます。

2019.02.26

さまざまなタッチを弾き分ける

昨日は、自分のレッスンに行ってきました。2日連続で、先生のレッスン室に伺ったことになります。

日曜日の自分の演奏の反省点をお話しました。タッチの弾き分けと左右のペダルの踏み方を工夫して、演奏の変化の幅を広げていきたいこと。それをしようとすると、「頭」が働いてしまうので、演奏がその瞬間に本来の形から離れてしまうこと。

先生ご自身のブログで8種類のタッチを書いていらっしゃいますが、改めてその8種類を確認しつつ整理した状態で教えていただきました。

「実はまだあるんですよ。」ということで、さらに3種類。

指、特に虫様筋の使い方や鍵盤への入れ方、入れた後の動かし方。手首や腕の使い方。それらの違いによって、11種類はそれぞれ、違った音色がします。

芯の細いよく上がる音。重みのある音。明るめの音。しっとりした音。

実際の先生ご自身の演奏は、「まず耳ありき」なので、11種類以外にもたくさんの音色があります。ですから、その色合いの変化は無限と言っていいでしょう。

その中でも、特長のはっきりしているものを選び出して、それが11種類ということです。

「せっかく組曲を練習しているので、特に舞曲ごとに変化を付けていきたいのです。」と言うと「サラバンドなんかは、いろいろな音色が使えますよね。」とのこと。「では、サラバンドを弾いてみましょう。聴きながら、いろいろやってみてください。」

まだ、3番のサラバンドは心もとないので、2番のサラバンドで「いろいろ」やってみました。とにかくていねいに音を聴きながら。

1回弾き終わると、「もう一度やりましょう。今度は、今と変えて。」

できるだけ、さっきの演奏とは変えるように、またよくよく聴きながら「いろいろ」やってみます。

「こういう練習をたくさんしていくと良いですね。頭ではなく、音を聴いて感じながら変化をつけていく。」

まずは、11種類のタッチを練習して、その音色の特長をつかむこと。

同時に自分の耳をしっかり使って、音を聴いて感じながら変化をつける練習をしていくこと。ていねいにていねいに。

また課題をたくさんいただいて帰ってきました。1つずつ練習していきましょう。小さい1歩を積み重ねていくことこそ、大切なのですから。

年少さんのレッスン。楽しく、を大切に。

2月からレッスンに来始めた幼稚園年長の生徒さん。「まいぴあの」の音源を、お母様にダウンロードしてもらい、音源に合わせて歌ったり、練習したりしています。

昨日も、「こんにちは~」と元気よくレッスン室に来ました。

出席シールを貼るのですが、3種類あるシールの中で「動物にしようか、お菓子にしようか、お花にしようか」と迷ってから「今日はお花。」と決めました。3回の出席シールは、動物とお菓子とお花とが1つずつ並びました。

宿題のノートにも、たくさん、右手のドと左手のドをを書いてきました。一緒に数えたら、両方合わせて24個!

その後で、右手のドかな、左手のドかな、のクイズ。音符カードを使って、ト音記号、ヘ音記号を見分けてどちらの手のドかをすぐ当てるクイズです。これもすぐにできました。

「幼児のうたと音感」を使って、チューリップの歌をうたい、その後、いろいろな「さいた」を先生の真似をしてうたいました。高くなったり、低くなったり。音の感覚をつかんでいきます。とても上手にできていました。

おうちには、来たばかりのピアノがあります。ですから、ピアノがたくさん弾きたい!

おゆびのうたを歌って、指番号を覚えること、指の曲げ方の練習をします。おゆびのうたもずいぶん歌詞を覚えて、上手に歌えるようになりました。

きのうは、「おやすみ」で4拍伸ばすドを右手と左手で弾きます。3の指を付け根から曲げて、弾いていきます。「起きないように、そっとね。」

まだ、指のコントロールができにくいので、なかなか難しそうです。これは、この後も続けることにします。次の宿題は、2の指で練習すること。

その後、「しろくまさん」、今度は3拍です。一つのことを長時間はせず、変化をつけていきます。

一度ピアノ椅子から下りて、リズムの練習。

前回の4拍の復習。自分で選んだ言葉、「にんじん」を言いながら、「に」の時に、手をたたく。次は、「にんじん」の言葉に合わせて4回足踏みをしながら、「に」の時に手をたたく。上手にできました。

今回は3拍です。「きりん」に合わせて、足踏みをしながら、「き」の時に手をたたきます。これも上手にできました。

ピアノの前で、「しろくまさん」の歌をうたいました。その後、ピアノ。「すーい」のときに、3拍のばして弾く。

しろくまさん、を待たずに、滑り始めてしまうこともあったり、「すい」と短く行ってしまったり、いろいろなことがありましたが、何回か練習しているうちに、だんだんできてきました。次回までの宿題です。

うたったり、身体を動かしてリズムを取ったり、うたって音程をまねしたり、いろいろなことをしながら、音楽に必要なことを少しずつ積んでいく時期です。

「楽しい」と思えることを大切に、レッスンしていきます。

年長さん、アナ雪にチャレンジ

学年末を迎えて、学校での授業参観が話題になることが増えてきました。

小学校の場合、学年末の授業参観は学習発表会をする場合も多くて、「音楽を選びました!大成功でした。」という話題があったり、「インフルエンザで音楽会が延びたので、今度の授業参観が音楽会になります。」という話題があったり。

それぞれ、学校の音楽の時間にも、ピアノを習っていることで、楽譜がすぐに読めたり、鍵盤ハーモニカが上手に弾けたり、成果を生かすことができて、そんな話をしてくれます。

幼稚園の生徒さんも、頑張っています。「幼稚園の行事で、好きなことを発表していい、と先生が言ったので、『おもいでのアルバム』弾きたい」とずっと言っていた生徒さん。

先日のレッスンで、秋頃に弾いた「おもいでのアルバム」の楽譜を持ってきたので、聞かせてもらいました。

強弱もついて、上手に弾けています。これなら大丈夫。

その生徒さん、今度はアナと雪の女王の中から「ありのままで」にチャレンジ中です。

もともと、ディズニーかジブリの曲を弾きたいと言っていたのですが、「どれが良い?」と聞くと、「ありのままで」にする、ときめたのです。

前半の譜読みをした前回レッスンの時には、リズムが難しくて、ちょっと苦労しました。でも、1週間たって聞かせてもらうと、上手に弾けていました。

今回は、リズムにも慣れ、最初からスムーズ。特にサビの「ありのままのすがたみせるのよ」は最初から上手に弾けていました。

たぶん、そこは、耳になじんでいるし、お家でももう弾いていたのでしょう。「次は最後まで弾いてくる」という意気込みを持って帰っていきました。

基本的には、教本を中心にしますが、時には、好きな曲、弾きたい曲も取り入れていきます。せっかく上手になってきているのですから、自分が弾きたい曲を練習するのも楽しいですね。