ピアノ教室

大人の方のレッスン、まず楽しむことから

こんにちは。

今日は、大人の方のレッスンについて書きますね。

写真は、大人の方や小学校高学年の初心者の方に使っている教本の例です。

これに合わせて、ご本人のご希望を伺いながら、曲も合わせて練習していただいています。

 

大人の方の場合、お子さんと違い、時間の確保ということがあります。

お仕事をし、家族の中の役割、地域の役割があります。

当然、時間をどう確保していくのか、とても大きな課題となります。

私の所に通っていらっしゃる方も、そんな中で、昔から習いたかったピアノを習おうと、一歩踏み出しました。

レッスンにいらっしゃっても「練習があまりできなくて。」とおっしゃいます。

確かに練習できるに越したことはありません。

ただ、私としては、今のお忙しい中では、楽しむことに重点を置こうと考えています。

 

これは、かつてフルタイム(部活動がありましたから、フルタイム以上でしたが)で働いていた私自身も同じでした。

先生の所に伺っても、全く同じ言葉を言っていました。

「練習があまりできなくて。」

その時に先生に言われました。

「これから、ショパンコンクールに出る訳じゃないし、良いでしょう。」

何か、肩の力が抜けた気がしました。

その分、レッスンでは響きをしっかり聞いて、自分の手と耳とをつなげることに重点を置き、楽しもうと思いました。

ふり返ると、今につながる一つの転機になった気がします。

 

昨日のレッスン。

ここで練習するつもりで、ということで何回も一緒に弾きましたし、お一人でも練習していただきました。

一曲仕上げることができました。

一つ達成です。その楽しさが、昨日書いた脳内物質とも関連しますが、次につながっていきます。

 

たとえ、5分でも10分でも、ちょっとした時間に少しピアノに触れるだけでも全然違います。

音を出しての練習が難しければ、楽譜を開いて指を動かすだけでも違います。

まず、楽しむ気持ちを持つこと、それがとても大切ではないでしょうか。

2018.02.12

手を広げて弾く音型の練習

こんにちは。

すっきりした良いお天気の日になりましたね。

 

 

今日は、手を広げて弾く音型の練習の仕方について書きます。

お子さんが手を広げて和音を弾く時の参考になると思うので、ご紹介しますね。

 

私もそうですが、手が小さいと6度の和音やオクターブの連続の時に、どうしても音をはずしてしまいがちです。

私の大学時代の恩師も、手は小さく、たぶん私とあまり変わらないくらいです。

レッスンでオクターブの連続をはずすと、「ここ、もっとよくさらっていらっしゃい。」といつも言われました。

 

やり方は、単純ですが、上の音だけ、下の音だけの練習を徹底的にやる、ということです。

オクターブを例にとると、親指だけではずさなくなるまで練習する。

その時にも、音色をよく聞きながら、手の形、鍵盤に触れる位置などを確認します。

最初はゆっくり。だんだん速くして、テンポで確実に弾けるようになるまで。

力が入っていると、速くは弾けませんので、支えを意識しながらも、脱力して弾けるようにします。

私にとっては意外にこれが難しい。親指についつい力が入っているので、それを意識することもできます。

 

次に小指と薬指の練習をします。黒鍵は薬指を使います。

これも手の形、手の支え、脱力を意識しながら、音色を聞きつつ練習します。

小指・薬指は弱いので、こちらは、支えを作ることが最初は難しく、意識しつつゆっくりの練習をしっかりやる必要があります。

 

両方とも弾けるようになってから、オクターブで練習します。

と言っても、広げると力が入ってしまいがちなのも確か。

力が入ってしまったことを感じたら、また上下分けての練習に戻ります。

ただ、くり返していくと、だんだん楽に弾けるようになっていきます。

 

自分の今、持っているものをどう最大限生かして練習し、弾けるようにするか。

「弾く」ことではなく、「音楽を表現」することに意識がいくようにするためにも、スムーズに弾けることは重要ですから、地道に練習していくことがとても大切だと思います。

続けていくことで成長が実感できる

タンバリン 鈴

こんにちは。

ずいぶん日が延びましたね。夕方、雨戸を閉める時間がだんだん遅くなっています。

立春を過ぎて、こういうところからも春の気配を感じることができます。

 

今日は、続けていくことで成長が実感できる、ということについて書きます。

小さいお子さんのレッスンをしていて、前に似たようなことをした時との違いを感じます。

レッスンで学んだことの蓄積+心身の成長。

両方でぐんぐん進歩していくのですね。

 

年長さんの生徒さん。

しばらく前に「うたあそび」で「ぶんぶんぶん」をやったときには、八分音符のリズム打ちがとても難しくて、大変でした。

「おいけのまわりにのばらがさいたよ」のところです。

八分音符は1拍に2回たたくというのを何回も練習しました。

 

「うたあそび」は大好きで、毎回終わると「次はなんだろう?」と本を見ています。

メリーさんの羊も、先週から楽しみにしていて、来るとすぐ、「今日はメリーさんの羊だ。」と言っていました。

ピアノの練習をした後、メリーさんの羊を歌いました。

右側にはいろいろなリズムをたたく課題があります。

タンバリンを出してきて、たたきました。

今回も、八分音符が出てくる課題がありました。

四分音符・八分音符2つ・四分音符・四分休符のように。

ちょっと迷いましたが、今回はすぐできました。

たん・たた・たん・うん

「あ~、あれね。」という感じです。

 

お子さんは、どんどん成長していくので、本当に物事をぐんぐん吸収していきます。

昨日もそれを実感しました。

そして、特に小さいうちは、意識せず、身体の中にしみこませていくような学び方をしていきます。

子どもは同じ事のくり返しが好きですが、身体の中にしみこませていく学び方と関連しているのでしょう。

 

これも、続けているからこそ。

一度やっても、次にまた同じ事を学ぶ機会がなければ、忘れてしまいます。

すぐに結果が出ることもありますが、少し時間がかかることもあります。

一人一人とその時間を過ごして指導できる個人レッスンの良さが生かせる部分でもあります。

学んだことの蓄積+心身の成長を実感したレッスンでした。

 

保育園年長さんの体験レッスン

こんにちは

昨日、庭の福寿草が咲いているのに気づきました。ここに引っ越してきて間もない頃、母がくれたものです。

けっこう大株になり、毎年春を教えてくれます。寒いけれども、着実に春は近づいてきていますね。

 

先日、体験レッスンにおみえになった保育園の年長さん。

ご入会いただくことになりました。

とてもしっかりした女の子で、ごあいさつもはっきりできました。

お母さまとお話しする間、塗り絵をしてもらったのですが、とても上手に、きれいに塗っていました。

最初はクーピーだったのですが、塗る部分が大きいので、クレヨンにしてみました。

クレヨンは太いので、逆にはみだしてしまいます。

それが気になって、「やっぱりクーピーにする。」

絵を描くのが好きだとのこと。

受け答えもしっかり、はっきりです。

どうしてピアノを習おうと思ったのか、お母さまに伺おうとしたところ、本人が

「保育園で、ピアノを習っているお友達からぶんぶんぶんを教わって、もっと弾きたくなった。」

「○○組(自分の組)の先生は、とってもピアノが上手で、アナ雪が弾けるんだよ。」

と答えてくれました。

ぶんぶんぶんは、最初の部分だけ弾けるので、最後まで弾きたいようです。

 

いよいよ体験レッスンです。

右、左のゲーム。ときどき、「あれ?左どっちだっけ?」となることもありましたが、だいたいできました。

ボンゴを使ってのリズム打ち。とても上手にできました。

さっきの塗り絵から、真ん中のドの音符の説明を聞きます。

 

では、ピアノを弾こうね、ということで、ピアノに移動。

最初は黒鍵でチューリップを弾いてみました。

「ちょっと難しい。」と言いながらも、3回くらいやってみたら、上手に弾けるようになりました。

次に、ピアノでドの音がどこにあるかを探します。

「ここにもあった」

「あ、ここにもあった」

ドレミファソラシドが頭に入っていて、ドから上に数えて次のドを探しています。

ですから、一番高いドも自分で見つけることができました。

最後に、ドの音を4拍子のリズムにのって弾く練習。

これも上手にできたので、先生と連弾をしました。

先生の伴奏に合わせてバッチリ弾けました。

 

しばらくは、音符の読み方と手の形、指の使い方を中心にレッスンしていくことになりますが、これからがとても楽しみです。

弱音の美しさに意識を向けて

こんにちは。

昨日は節分。今日は立春。寒いけれども日がずいぶんのびて光が明るくなってきたのを感じます。

昨日、豆まきをしたご家庭も多いでしょうね。

小さいお子さんのレッスンでは、「豆まき用のお面を作った話」や「福の神のお面の話」など、節分の話題もいろいろ出て、ほほえましく思いました。

福の神のお面は、昔はなかったので「福の神のお面があるの?」と聞いたら、実物を見せてくれました。おかめさんのお面で、なるほど、と思いました。

 

今日は、「弱音の美しさ」について書いていきます。

基本的にピアノの楽譜には強弱記号がついています。(昔作曲された、例えばバッハの曲などには、ついていない版もありますので、基本的にと書きました。)

レッスンをしていると、生徒さんの演奏には、「強い音を弾く方向に意識が向く」傾向があることに気がつきました。

これは、強弱をつけよう、という気持ちがあるからこそだと思いますが、音楽をより美しく仕上げるためには、「弱い音」をいかに意識して演奏していくか、ということはとても大切なのです。

 

私は、体格も小さく、手もピアノを弾く者としては小さくて、大きい音を出すのが不得意でした。そうすると強弱の幅が狭くなってしまう気がして、自分でもその部分が不本意でした。

今、奏法を変えてみると、「自分の中で強弱がつけばよい」ということに改めて気づくことができました。

自分が響きのある音で弾ける大きな音をffとして、弱い方の段階を増やしていけば、強弱による表現は十分つけることができます。

pの段階をたくさん作っていけば良いわけです。

このコントロールが、今、私の学んでいる奏法ではとてもしやすくなります。

さらに、響きそのものを変えることによって、強弱だけにたよらない、多彩な表現をすることができるようになります。

同じpでも、柔らかい音、細い音、深い音などさまざまな音色を作っていくことができるのです。

 

プレトニョフというロシアのピアニストのリサイタルに行ったとき、弱音の無限の段階があり、響きの違うたくさんの音色があることに、本当に感心しました。

また、ピアノではありませんが、かつて聞いたフレーニ、グルベローヴァなど、世界トップクラスの歌手の歌声からも同じことを感じました。

奏法は違っていても、まず、「弱音の美しさ」にぜひ、意識を向けてピアノを弾いてみてください。演奏が変わってくると思います。

 

ピアノ練習での相乗効果

こんにちは。

昨夜は、みぞれだったので、大丈夫かと思ったのですが、朝になってみたら雪が積もっていますね。

お出かけになる方は、くれぐれも足元にお気をつけ下さい。

 

ピアノ練習では相乗効果というのがある、と感じたお話です。

学校での伴奏オーディションに向けて、短期間で譜読みを頑張った生徒さん。

同時にショパンのノクターンも練習中なのですが、左手の伴奏音型の譜読みがちょっと大変そうでした。

原因は、和音がどんどん変わること。さらに、もともと♭3つがついている上に臨時記号がたくさん使われていること。

 

昨日のレッスンでは、1ページ分、両手で合わせて弾けるようになっていました。

伴奏練習に集中していたことを考えると、本当に驚くほどの大進歩です。

お迎えに来たお母さまに伺ったところ、「伴奏の練習が多くて、時間的にはそれほど弾いていなかったのですが。相乗効果でしょうか。」とおっしゃっていました。

それを伺って思い出したことがあります。

「ピアニストの脳を科学する」という本によると、初見が上手なピアニストは、今弾いている音の4~8音くらい先を見て弾いているのに対して、初見が苦手なピアニストは2音くらいしか先を見ていない、という研究があるそうです。

短期間に伴奏の譜読みを集中して行った経験から、今弾いている音の先を見て弾く、という力が伸びたのではないのかと思うのです。

プロのピアニストのレベルになると、ある程度以上は先天的な能力による部分があるようですが、先ほどの本の中に、初見の力は、15歳までの初見演奏の練習量によって変わってくるとの研究結果が紹介されていました。

 

そうだとすると、やる気パワーを出して集中的に取り組んだことは、ピアノを弾く力全体を伸ばしていく良い機会になったということですね。

インフルエンザの影響で、学校の伴奏オーディションそのものは延期されているそうですが、積極的に取り組むと自分自身の力を伸ばすことにつながる、という良い例ではないかと思います。

2018.01.28

ぜひ「ピアノ」を

こんにちは。

今日も寒いですね。

エアコンやファンヒーターのタイマー機能が使える時代になったので、この時期はフル活用させてもらっています。おかげで超低血圧の私も、朝が楽になりました。感謝です。

 

今日は、楽器についてです。

電子ピアノが人気ですね。

鍵盤はピアノと同じ88鍵。ヘッドフォンが使えるから周囲への音漏れも心配せずに夜も使えます。

スペース的に、幅はあまり変わらなくても、高さが違うので圧迫感がない。

価格的にも、新品のピアノよりも安い。

ということで、私の教室の生徒さんも家では電子ピアノ、という方がいらっしゃいます。

いろいろな事情を考えると、選択肢の1つであることは理解しています。

ただ、可能であるならば、ぜひピアノを使って練習していただきたい、と思っています。

 

従来の奏法であれば、どちらでもあまり変わりがありません。

常に鍵盤の底までしっかりと弾くわけですから、強弱がつけばいいわけで、その点では今の電子ピアノはかなりよくなっています。

ただ、響きを作っていく奏法をと考えたときには、違いが出てきます。

微妙なタッチの変化というのが実感しにくいのです。

 

以前、いろいろなメーカーさんの電子ピアノを弾き比べました。その時の記事はこちらです。

https://www.nijiiropiano.jp/wpniji/pianoclass/about-electronic-piano/

私の考える「タッチ」という感覚が生かせる電子ピアノはごくわずかだ、ということがわかりました。

また、楽器屋さんから「電子ピアノで練習しているお子さんは、強く弾く傾向があるんですよね。」というお話も伺いました。

これから、お子さんにピアノを習わせたい、とお考えの保護者の方。

今は中古のピアノもたくさん出回っています。お知り合いの方の中に、ピアノをお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。

サイレント機能などで、音をコントロールする技術もあります。

初めから「電子ピアノ」と決めるのではなく、ぜひぜひ「ピアノ」を選択肢に入れていただきたいと思います。

生の楽器から出る、音の「響き」を実感しながら練習できるようになると、ピアノがもっと楽しくなります。

 

楽しく「うたあそび」

 

こんにちは。

寒い日が続きますね。

全国的にインフルエンザが大流行しているとか。近隣の小学校でも、学級閉鎖がある、という話をレッスンに来た生徒さんがしてくれました。

手洗い、うがいとともに、睡眠時間の確保がとても大切だそうです。しっかり休んで免疫力を高めましょう。

 

昨日は小さいお子さんのレッスンが続きました。

小さいお子さんのレッスンには、「歌う」「リズム打ちをする」「お手玉をする」などいろいろな活動をいれていきます。

遊びながら「自然に」というのを大切に考えているからです。

 

2人とも「うたあそび」というソルフェージュの本を使って、歌をうたいながら、手遊びをしたり、リズム打ちをしたりします。

歌とは違う簡単な楽譜が載っていて、それを歌ったりもします。難しく言うと「新曲視唱」ですね。

1人は昨日「まつぼっくり」を歌って、手遊びをしました。

にこにこしながら楽しく歌って遊びました。

幼稚園で習っていたのと、「うたあそび」の本にあったのとで、少し動きが違ったようです。

幼稚園で習ったのを教えてもらいました。

おさるが拾って食べたところが、とても上手にできていて、ほほえましくなりました。

もう1人は、「ぶんぶんぶん」。先週は手遊びをしました。

「おいけのまわりにのばらがさいたよ」が言えなかったのですが、「ばらというお花があるでしょ。野原に生えているばらを『のばら』というの。」と説明するとすぐわかりました。

今週は、リズム打ちです。歌詞に合わせて「はちがとぶ」のところは八分音符が4つに四分音符1つ、四分休符1つを打ちます。

最初は「あれ?数が多いよ。」ということもあったのですが、ゆっくりやってからもとのテンポに戻すと、できるようになりました。

もうじき小学生。30分間しっかり集中できるようになり、成長ぶりを感じます。

できないところを自分から「もう1回やる」と言って、できるようになるまでくり返す、粘り強さも身につきました。

リズム感や読譜力は、一朝一夕には身につかないからこそ、少しずつの取り組みが大切です。そのためにも、まずは「楽しく」学べるようにしていこうと考えています。

知らなくて聞き取れなかった「モウソウカンショウダイショウレンメイ」

こんにちは。

自宅2階から見た昨日朝の雪景色です。おとなりの桜の枝に着いた雪が美しくて、思わず写真に撮りました。

昨日の朝、雪かきをしている時、近所の小学生の男の子が「おはようございます。」と元気に挨拶して通りました。「これから行くの?1時間遅れ?」と聞くと、「10時に来るように言われている。」とのこと。「気をつけてね。」「はい。」と登校していきました。

この辺りの中学生は自転車登校なので、あの雪では中学生も大変だったと思います。

 

昨日レッスンをした小学生。音楽ドリルを頑張って、昨日で1巻が終わり、次は2巻にはいります。

譜読みがとても早くなりました。これはドリルの成果ですね。

ピアノのほうも、両手別々の動きをするところが慣れるまでちょっと大変そうでしたが、だんだん慣れてきました。

 

「どんな曲が好きなの?」と聞くと、私の知らない曲名を教えてくれました。

「モウソウカンショウダイショウレンメイ」

何?聞き取れない。知らないものは聞き取れないと言いますが、本当にその通りです。

「モウソウって、あの想像をふくらませること?」「そう。」

「カンショウは?鑑賞?観賞?」こちらは彼もはっきりと言えず、私も同音異義語がたくさんあるので、「感傷」まではとっさに思いつかず、その場ではわかりませんでした。

「ダイショウ」と「レンメイ」は分かりましたが。

結局「妄想感傷代償連盟」であること、初音ミクが歌っていることは、後からネットで調べて分かりました。

さすがに初音ミクがボカロであることは、知っていましたが、いろいろなジャンルの音楽があって、特に細分化が進んでいますから、知らないことだらけです。

ボカロでオペラ、というのもあるようですから、新しい可能性と広がりが期待されているのでしょうね。

 

バッハをはじめ、人間の本質的な部分につながる音楽は、何年経っても色あせず、新しい感動を生み出します。モーツァルトも、ベートーヴェンも、ショパンも……聞くたびに、弾くたびに、新しい発見と感動があります。

100年たったときに、現代の音楽の中で、どんなものが残っているのか、とても興味深いものがあります。残念ながら、確認はできませんけれど。

小学生との会話から、いろいろ新しいことを教えてもらった一時でした。

2018.01.20

迷っているなら、始めてみませんか

こんにちは。

 

ピアノを弾きたいけれど、習おうか、独学にしようか、迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
特に小学校高学年~大人の方は、「今からだとどうかな」と思われる場合もあるかと思います。

実際に一歩を踏み出してみると、ピアノは本当に楽しいですよ。

レッスンに定期的に通うことで、練習をスモールステップに分解することができます。そして、習う方に合わせたアドバイスがその都度もらえます。

 

小さいお子さんと、小学校5・6年生、そして六十代の方。
みなさん、昨年の10月~11月にピアノを始めました。

幼稚園や保育園に行っている4・5歳のお子さん。

まだ手も指も本当に小さくて、特に初めのうちは、ピアノの鍵盤を下まで押すのが大変です。

少しずつ少しずつ、手の形や音符の読み方を勉強しています。

音楽ドリルも、上巻が終わって、下巻に入りました。

初めは教室で一緒に色をぬり、音符のなぞり書きをしていましたが、今は宿題でやってこられるようになりました。

だいたい、レッスンのたびに音符カードで確認しているので、皆さん、ド~ソまではほぼ完璧です。

ですから、ピアノ教本の初見がとても早くなりました。今は、手の支えを作る部分を中心にレッスンをしています。

合わせて、おうたをうたったり、てあそびをしたりしながら、いろいろなリズムに慣れるようにしています。

 

小学校高学年の生徒さん。

音楽ドリルは、すぐにやり方を理解して、どんどん進められます。

ドリルにない音でも、学校でも楽譜は見ていたし、何より仕組みを「理解」することが出来るので、さっと読めるようになってきました。

もともと、ある程度筋力があるので、感覚さえつかめば、手の形を作ることもできてきます。

皆さん、中指だけ使ってノンレガートで弾く練習から始めたのですが、今はだんだん使う指を増やしているところです。

教本でも、知っている曲がでてくるようになりました。

 

六十代の生徒さん。

コーラスをおやりになっている方で、楽譜はもともとお読みになれるので、新しい曲をその場で歌う練習を取り入れています。

手の形もだんだん出来てきましたし、脱力の感覚もつかめてきましたので、もう少ししたら他の指も使いながら知っている曲を弾いていただこうと思っています。

 

もちろん、レッスンに通ったからといって、どんどん弾けるわけではありません。毎日の練習はつきものです。でも、迷っていたら「始めてみる」、その一歩をぜひ踏み出していただけたら、と思います。