2017.09.16
ピアノの弾き方によって手の負担は変わります
こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。
9月13日に放送された「ガッテン」、腱鞘炎が取り上げられていました。
その中で、スマホやパソコンの影響で腱鞘炎の患者さんが増えている、ということが放送されていました。
かつてはピアニストだったり、美容師だったりといった職業として指を使う方が中心だったのが、特にそういう方でなくても、腱鞘炎になるケースが増えているそうです。
確かに、若い方達は親指を使って、すごいスピードでスマホを操作していますものね。
ピアノを弾く人に、腱鞘炎が多いのは確かです。
私も学生時代、手首周辺に痛みがあることも多く、特に試験前などで一生懸命弾くとひどくなりました。
同級生の中には、常にサポーターをしている人もいました。
今は大丈夫です。今の奏法は手首を上げて、親指を自然に下げるからです。イメージとしては、幽霊が「うらめしや~」と出て来る時の手に、似ているかもしれません。力を入れないわけではありませんが、手の内側で支え、指は脱力するので、痛みがくることはありません。
ガッテンの最後にキーボードの手前にタオルを置いて、パソコンの操作をする画面が出て来ました。その時に出演していらっしゃった先生が「親指が下を向くだけで違います」とおっしゃっていました。
タオルを使うわけではありませんが、手首の下の筋肉で支えて、指は下げるので、親指にかかる負担は全く違うのです。
せっかく弾くのですから、身体に優しく、楽しく弾きたいですよね。