2018.02.21
オリンピック選手の言葉から学ぶこと
こんにちは。
ふと気がつくと庭の福寿草の花が、次々開いています。最初の写真が10日前。これだけ開くと存在感が全然違います。
ほんの少しの身体の使い方の違いで、音が変わっていく。
そんなことを実感している毎日ですが、フィギュアスケートオリンピック2連覇の羽生結弦選手の言葉には、勉強になることがたくさんあります。
今、まさに時の人で、色々な記事をたくさん読むことができるので、チャンスと思っています。
例えば「発明ノート」と名付けたノートをつけていること。
羽生は、コーチに受けた指導や体の動きで気づいたことをノートに書き、整理し、分析する習慣があるという。
「小学2年生のとき、コーチに『ノートをつけなさい』と言われ、つけ始めたのがきっかけだったそうです。今でも体の動きやタイミングを整理し、言葉にして記録に残しておく。羽生はその能力が高い。ジャンプが成功したときの共通点は何か。足や腕の位置などをずっとメモする。コーチに聞いたり、ほかの選手を見たり、家族の話を聞いたり。いろんな材料をいっぱい集める。そこから絶対必要なものを絞り込む。ジャンプ成功のために絞り込んだポイントを『最大公約数』と彼は呼び、再現していく。金メダルはその分析力が発揮された成果でしょう
2連覇・羽生結弦は“ただの天才”ではない…恩師が見た荒川静香との違い 2018年3月2日号
記録を取っていくことは、後でふり返る上でとても大切です。
あわせて「無意識」に「なんとなく」やりがちな「身体の使い方」を言葉にすることで「意識」して行えるようになり、再現しやすくなるというメリットがあります。
あるいは、野村萬斎さんとの対談。
野村萬斎さんの「型は自分で解釈していくものだと思います。」
「この型に何の意味があるのかな、というのを分からないというか、放っておかないで…」という言葉(この後、実際に野村萬斎さんが陰陽師の最初の部分のポーズをしてみせながら具体的に補足をしていらっしゃいますが)を受けて、
羽生選手は
「自分がその振りにどういう意味を込めてやっているのか、ということですよね。」
と返しています。
こういう点も、音楽を作っていくところと全く同じです。
この対談もとても勉強になることがたくさん!
ということで、一つの道を極めた人たちの言動からは、本当にいろいろ学ぶところがあって、改めてすごいなと思っています。
あわせて、それをどう自分自身に生かしていくのか?ただ「すごい!」に終わらせず、どう行動していけるのか、というところ。
こちらのほうが大きい、改めてそんなことも考えているところです。