親指の使い方
こんにちは。
昨日は御茶ノ水にレッスンに行ってきました。
帰りに寄った神田明神、本殿わきの木々の緑もすっかり濃くなっていました。
デユポールを含め、2年半以上モーツァルトに絞ってレッスンを受けてきました。
一区切りついたので、少し違うものにもチャレンジしてみたいと思い始めていたところです。
ですから、今回はモーツァルトのソナタも区切りになるように、かなり練習していきました。
ところが、先生のピアノで弾くと、何か安定しない。
今回はかなり練習して大丈夫なはずだったのに、なぜか音が抜けるところが出てきてしまいます。
あれ、どうしてだろう?
「親指が寝ているからです。」
先生の指摘は明快でした。
自分では立てているつもりだった、そして寝かせる癖はほぼ出なくなったと思っていた、親指の使い方。
残念ながらまた出てしまいました。
一般的な奏法と大きく違う手の使い方、その特徴の一つが親指の使い方にあります。
親指は物をつかむために、他の4本の指とは違う向きに動くようになっています。
今の奏法はその動きを生かすような、合理的な使い方をしています。
でも、その使い方がイメージできるようになるまで、私はとても時間がかかりました。
その後、頭では理解できたと思い、最近はだいぶよくなっていたのですが、やはり音型によって以前の習慣が出てしまうということが分かりました。
先生の弾いてくださる手の動きをよくよく観察してきました。
モーツァルトはとりあえず一区切りですが、また新しい曲で、手の動きや響きの混ぜ方など、さらに学びを深め、レッスンに生かしていきますね。