2018.10.06
指遣いを決めていく時に意識すること
こんにちは。
ピアノを弾く場合に、指遣いを決めてから練習することは、とても大切で、今までも何回かお話ししてきました。
その中で、「他の場面にも応用できる指遣いをできるだけ考える」ということも大切だと感じましたので、今日は、そのことについて書きます。
たとえば、ドミソという和音があります。
一番基本の最初に勉強するのが、ドを1の指番号の親指で、レを2の人差し指で、ミを3の中指で…と弾くポジションです。
ですから、右手でドミソの和音を弾く時に135、つまり親指、中指、小指で弾く。
これが大原則です。特に初心者のうちはそうですね。
このパターンがいくつかあって、それをつかうとやはり、スムーズであることが多いのです。
ハ長調でよく使う和音を例にとってみます。
まず右手の場合。
135、親指、中指、小指で弾く和音は、ドミソのほかに、ドファラ、レソシ。
また、125、親指、人差し指、小指で弾く和音もあります。
例えばシレソ、ミソドがこれにあたります。
伴奏で和音をよく弾く、左手の場合。
右手と少し違う時もあります。和音は低いほうから音を言うので、指遣いも低いほうから書いていきます。
531、つまり小指、中指、親指で弾くのがドミソ、シレソ、ミソド。
521、小指、人差し指、親指で弾くのが、ドファラ。
これが分かっていると、比較的シンプルな曲の場合、特に伴奏の部分は、指遣いが自然に決まってくる場合が多いのです。
特に、保育士さんのように、コードだけ書いてあって伴奏づけをする機会が多い方は、このあたりをしっかり身につけておくと、指が自然に動いて楽に弾けるようになります。
音階についても、同じようなことがありますので、これはまた別の機会に書いていこうと思います。