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シンコペーションは慣れが必要

ここのところ、生徒さんの希望で、ポピュラー曲のレッスンが続いています。

時には、好きな曲を弾いて楽しむことも、ピアノを弾いていく上では良いことだと考えているのですが、皆さん、リズムがわかりにくくて、そこに苦労している様子。

ディズニーの「パート・オブ・ユア・ワールド」を練習中の生徒さん。最初の8小節のリズムだけ取り出すと次のようになります。

左手は、あまり動きがないのですが、右手が難しく感じている様子。やはり、小節をまたいだタイがあったり、タタンタという8分音符+4分音符+8分音符というところで、「あれ?どう弾くんだっけ?」となっています。

音楽を知っているのと、右手の音がレミファファー、ミファソソーのように続いていること、左手が全音符で動きが少ないので、前半は大丈夫。

後半4小節は、左手も2拍ずつで動くので、より難しく感じていました。ですから、まず、リズム打ちをしてみました。

次に1ト2ト…数えながら、ゆっくり右手の練習をして、それからだんだん速くしていきました。

ある程度、回数を重ねて練習しているうちに、感覚がつかめてきたようです。

中学校で教えていた時、吹奏楽部の演奏を聴いていて、「なんてシンコペーションが多いんだろう!」と思っていました。

生徒たちや、顧問の先生の話を聞いてみると、やはり、数をこなすことで、譜読みが早くなることは確かなようです。

よく、メトロノームをかけて、上級生が数えながらパート練習をしている姿を見かけました。

ピアノでも同じですね。最初はゆっくり数えながら、何度もくりかえすこと。感覚がつかめれば、できるようになります。