2018.11.15
肩甲骨から指先まで。つながりを意識してピアノを弾く
こんにちは。
昨日は御茶ノ水にレッスンに行ってきました。
アシスタントの先生からも、身体の使い方についていろいろアドバイスをいただくことができ、改めて肩甲骨から指先までのラインを意識しなおしてきました。
音階の練習というと、受験の時にもさんざんやりましたし、大学時代にも試験に向けてずいぶんやりました。
ただ、今までの弾き方で、はどうしても「いかに『速く』『正しく』音が出せるか」というところに目標が置かれ、練習も「機械的」になりがちでした。
昨日は「今までに音階の弾き方をやったっけ?」と先生から聞かれ、
「音階だけを取り出してやったことはないです。」というと
「では、今日はそれをやってみましょう。」ということで始めることにしました。
すべての音の響きがが同じでは音楽的ではありません。
ポイントとなるのは、4つひとまとまりでとらえること、鍵盤の幅いっぱいに使うこと、重心の移動があること。
ロ長調(H Dur)が弾きやすいということで始めました。
私の場合、内側から外側にいく右手の上行形・左手の下降形は弾きやすいのですが、逆の右手の下降形、左手の上行形が弾きにくく感じました。
やはり問題なのは親指だということを自覚しました。
弾いている途中でアシスタントの先生から、「もう少し腕・肘から重心を移動するほうが良いかもしれません。」とのアドバイスがありました。
ついつい「親指親指」と指のほうばかりに意識が行ってしまいました。
もう一度座りなおして、肩甲骨・腕・肘・手首というように身体の使い方全体に意識を向けていきます。
「全部の調を練習してくださいね。」と軽く言われて帰ってきました。
スケールの全調練習を毎日やるなんて、しばらくぶりです。
もう一つ、昨日は指先支点にならないためのレッスンもしていただきました。
古いソ連時代の子どものための教本を使って(今は日本語版は絶版です)ゆっくり練習。
こちらは、前回のレッスンで指導していただいた内容とほぼ同じなので、イメージがつかみやすいと思いました。
これらを踏まえてバッハのフランス組曲。
アルマンドを弾いてみると、今までよりも深い響きになった感じがします。
「今のを意識しましたね。」と先生にもおっしゃっていただくことができました。
改めて、身体の使い方を意識するといろいろ気づくことがあります。
肩甲骨から指先まで。
全部を使いピアノを弾いていく。
また一つ、自分の中で意識しなおしていこうと思っています。