2018.10.26
リズムだけ取り出して考える
こんにちは。
リズムを正しく弾いていくこと。
特に最初のうちは、難しく感じるかもしれません。
私自身もそうでした。
記憶に残る最初期の頃のレッスン風景。
アップライトのピアノで、もうお子さんが大きくなっていたので、もしかしたら、今の私と同じくらいだったのかもしれません。
とても優しい先生でした。
当時の私は、5歳。
「ちょうちょう」を弾いていたのですが、最後の部分、「とまれよあそべ」の部分が理解できず、何回もやり直しをしていました。
先生が「それでは『とまれよあそべべ』でしょう。」とおっしゃっていたことをはっきり覚えています。
ソミミミファレレーと最後のレを2部音符で弾くべきところ、ソミミミファレレレと弾いていたのでしょうね。
そうとう何回もやり直して、とうとうその時にはできなかったように思います。
私がピアノを始めたのが5月で、先生のところの発表会が6月。
たぶん、「ちょうちょう」が弾ければ、発表会に出られたけど……という話だったはずです。
結局弾けなかったので、発表会は翌年まで待つことになってしまったのでした。
やはり、今教えている生徒さんたちも、リズムが難しく感じている場合が見られます。
先日の中学生のレッスン。
シンコペーションがなかなかできずに、リズム打ちをたくさんやるうちに、できるようになりました。
私が1234と拍子を打ち、生徒さんが、リズム打ちをするのです。
1年生の生徒さんも、「お正月」に出てくる
というリズムが難しくて、何回もリズム打ちをしました。
ターアータンタタ と口でも言ってみます。
場合によると、カスタネットを使ってみたり、タンバリンを使ってみたり……。
音が変わると、また印象が変わって、繰り返し練習しても「繰り返した」感が少なくなりますね。
変化をつけつつ、何回もというところでしょうか。
ドレミの音を確認しつつ、リズムも、となると難しいので、そういう時はリズムはリズムだけ、音の高さは音の高さだけ、と分解して練習していきます。
慣れの要素が大きいので、いろいろなリズムが出てきて、その都度練習していくと、みんなパターンを覚え、スムーズに弾けるようになっていきます。