まず「始めよう」と決める
こんにちは。
昨日は、大人の方が体験レッスンにおみえになり、その場でご入会を決めていただきました。
小学校の先生をなさっている方で、ピアノを弾けるようになって授業に生かしていきたいとのことでした。
ご自身が小学生の時に受けた音楽の授業がとても魅力的だったので、子ども達にあのような楽しい音楽の授業をしてあげたい、というお気持ちからピアノを習うことを決めたそうです。
この生徒さんの場合、ご自分の未来の姿をしっかり頭に描いていらっしゃいます。
そして、その道筋の一つとして「ピアノを習うと決める」ということをされました。
大人の方の場合、やはり一歩を踏み出すまでいろいろ考えます。
仕事はあるし、家事はあるし、育児も、介護もあるかもしれません。
その中で、やはり大切なことは「始めると決意する、決める」ということだと思います。
これは、ピアノに限ったことではありません。
人はどうしても、自分に自分で制限をかけてしまいます。
でも、自分の人生は一度きり。
しかも時間は有限です。
その中で本当に自分がやりたいことは何なのか、それを考え、感じていくことが大切ではないでしょうか。
そして優先順位を決めてやろうと思ったことがあれば、一歩を踏み出していく。
その一歩は小さく見えても、時間が経つに連れて大きな違いになっていきます。
私自身のことをふり返っても、やはりそうですね。
母が亡くなって、「人生は有限だ」ということを本当に実感しました。
今ふり返ると、母が私に残してくれた最大のメッセージだと思っています。
その中で「自分は何をやりたい?」と自分自身に問いかけた時、「もう一度ピアノと向き合いたい」という思いが出てきました。
考えるという感じではなく、わいてきた、あるいは降ってきた感じがします。
そして、再開したあと、ピアノでの自分の方向性を決めるとき。
「やはり音色を追求していきたい」
そんな思いから今の先生に出会うこともできました。
春、いろいろな変化の時。
何か始めたいと迷っている方、ぜひ「始めると決め」て一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。