2019.05.09
発表会の曲を決める
昨日から、連休明けのレッスンが始まりました。子どもたちも、この連休中にいろいろな経験をして、楽しんだ様子でした。
発表会の曲は自分で選ぶのが基本
生徒さんそれぞれと相談しながら、発表会の曲決めをしていきました。基本的に演奏する曲は2曲。私は、一人4曲の候補曲を選び、その中から、演奏する生徒さん本人に選んでもらいます。
前回、クリスマス会の時にもそうやって決めて、生徒さんも保護者の方にも好評でした。何よりも、「自分で選んだ」となると、自覚が違ってきます。
昨日も、私が弾いて、横で聞いてもらったのですが、様子を見ていると、「これ、気に入ってそう。」というのが分かります。途中から、自分でもリズムを取り始めるのです。弾いている気持ちになるのでしょうね。
曲同士の組み合わせの関係に重点を置いて、候補曲に入れたものもあります。一方、候補曲を選んでいる段階で、「きっとこれ、○○ちゃん、気にいるのではないかな?」と思って候補に入れた曲もあります。
昨日の段階では、「きっと、この生徒さんの気にいるだろうな。」と思って候補に入れた曲が、すべて選ばれたので、私としてもうれしくなりました。
ちょっと頑張る
教本で習っていない範囲の音が出てきたり、今までとは違う手の使い方をしたりと、「ちょっと頑張る」曲を中心に選んでいます。
クリスマス会の時も、生徒さんたちみんな、「聞いてもらいたい」「この曲をしっかり演奏したい」という思いで、とてもよく練習していました。
昨日も、実際に、曲を決めて譜読みに入ったのですが、集中してよく弾いていました。
「ちょっと頑張る」を本番まで続けていくと、それが当たり前になってきます。演奏の力が伸びてくるのです。実際、皆さんそれぞれのペースで、進歩し、その跡を見ることができます。
それも見越しての「ちょっと頑張る」です。
自分の音楽を届けることはすばらしい
日頃のレッスンの時よりも、今回の発表会の曲では、技術面も表現面も、より高い完成度を目指す。その中で、「自分の音楽」を生徒さんの年齢なりに見つけてほしいと考えています。
「こう弾きたい」と思って、それが実際に表現できるようになると、本当に楽しいです。
その楽しさをたくさん味わってほしい。そう思いながら、それぞれの音楽を作り上げていくお手伝いをしていこうと考えています。