2019.06.09
これ、簡単だよ!
発表会の曲を決める時には、3ヶ月先には到達していてほしいというところを考えながら候補を選びました。
ですから、5月の曲を決めた時には、少し背伸びの状態でもあるわけです。ちょうど、片手ずつ交互に弾く段階が終わり、両手で弾く段階に入ったばかりの生徒さんが多かったため、特にそれを感じていました。
片手ずつにするか両手にするか
5月にちょうど片手ずつ交互に弾く段階が終わった、という小学校2年生の生徒さんがいました。
「連弾にする?少し頑張って両手で1人で弾く?」と生徒さん本人に聞いたところ、ちょっと迷って決めかねている様子。
お母様が、「頑張って両手で弾こうよ。」と背中を押してくれて、両手で弾くことに決めました。
1曲は「こいぬのマーチ」。これは去年、学校の音楽の時間に鍵盤ハーモニカで練習していて、右手はすぐに弾けます。これなら、左手と両手で合わせる練習に時間をかけることができます。
実際に、右手はすぐに弾けました。左手も、すぐに弾けるようになりました。両手で合わせる段階です。
1週間、お家で練習してきて、両手で弾けるようになっていました。お母様が「1小節ずつやりました。1小節できたら、次とつなげる、という感じで。」とサポートをしっかりしてくださったそうです。
弾けるようになったらスムーズに
2曲めは「ちょうちょう」。前回のレッスンで、右手の練習をしてくることになっていました。
今回のレッスン。張り切って教室に入り、右手で「ちょうちょう」を弾きました。上手に弾けています。
では、ということで、左手の練習。こちらも、「こいぬのマーチ」のパターンと似ているので、すぐできました。
両手で合わせていきます。最初の2小節くらいは何回かくり返しましたが、そこから先はスムーズに進みました。
「これ、簡単だよ。」とのこと。練習をして、できるようになり、さらにできることが広がっていきます。
お家での練習も頑張っている
お母様が「なんか、張り切っていて、昨日も何回も弾いていたんですよね。」とおっしゃっていました。
両手で弾き始める最初の段階は、やはりステップとして大きいのですが、そのステップを乗り越えられました。
張り切って練習しているので、レッスンでも積極的です。その場でのくり返しの練習も集中してできています。
発表会をきっかけに、練習そのものも、とても良い流れになり、ぐんと成長することができました。この後、どう仕上げていけるか、とても楽しみです。