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2018.11.24

埼玉県西部地区合唱祭に行ってきました

こんにちは。

昨日は、埼玉県西部地区合唱祭に行ってきました。

生徒さんのお一人が、この参加団体の一つで合唱をしていて、案内をいただいたからです。

 

まず、44回という回数にも驚きましたし、参加団体が46もあり、昨日の合唱祭にも44演目あったこと。

高校の音楽部も、松山女子高校と小川高校が出演していましたし、大学も城西大学のグリークラブが出演していましたが、あとは、一般の方の団体ばかり。

これに驚きました。

こんなに多くの人達が合唱の形で音楽を楽しんでいる!!

小学校での合唱練習の様子を、生徒さんから聞いたり、中学校では毎年合唱コンクールをしていたり、と義務教育課程での様子はよく知っていました。

ただ、これがどのように今後の生活の中に生きていくのかな?という思いもあったのですが、この合唱人口の数を知り、うれしくなりました。

 

私が会場に着いたのは16時ごろ。

休憩が終わり午後の第2部の中盤を聞いてきました。

衣装も鮮やかな赤いスカートの団体あり、素敵な色のロングドレスをお揃いで着ている団体あり、それぞれ美しく装って、それも含めて演奏を楽しんでいる感じが伝わってきます。

私達も、ステージに立つときには、ドレスを先に買って、「あのドレスのために頑張って練習しよう。」と思うこともありますから、それも大切なモチベーションアップのための一つの方策だと思います。

選曲も、オーソドックスな合唱曲あり、ポピュラー系の合唱あり、でバラエティーに富んでいました。

 

なかなか凝った演出をしている団体もありました。

伴奏者だけ出てきてお辞儀をして、「?」と思いながら見ていると、いきなりピアノを弾き始めます。

すると合唱団員が歌いながら出てきて、段も含めてステージ全体を一つの舞台のように使い、ミュージカルのように動きをいれつつ歌っている団体もありました。

 

伴奏者の方は、皆さんどなたも上手で、これも感心。

今、葵の会のメンバーから頼まれて、練習用のピアノ伴奏を録音していて、やや難航していたので、こちらも頑張ろうと励みになりました。

とても楽しいひとときを過ごすことができました。

2018.11.23

ぜひピアノを使ってほしい

こんにちは。

ピアノを習い始めるときに、楽器をどうするか、悩みどころですね。

ここのところ、レッスン中にその話題が何回か出ているので、そのことについて書きます。

 

現状では、私のピアノ教室に来ている生徒さんの多くが「電子ピアノ」です。

お母さんがかつてピアノを習っていて、その後結婚したときに、「ピアノは大きくて置けない」「集合住宅で音が出るので、ピアノが置けない」という理由で「電子ピアノ」を購入して、それをお子さんである生徒さんが使っている、という方の割合が一番多いです。

ですから、お母さんのご実家にはピアノがある場合が多いのですね。

私からすると、とても残念なことに思います。

 

ピアノは、弦が張ってあり、鍵盤をひくと内部にあるハンマーが弦をたたいて、音を出します。

鍵盤をどう弾くかによって、響きが変わり、音色も変わります。

その響きや音色の弾き分け方を、私自身も学んでいますし、生徒さんにもレッスンで伝えていきたいと思っています。

また、調律によって、ある程度タッチも音色も調整していくことができます。

先日、ピアノをお持ちの生徒さんが「調律のときに、『スタインウェイみたいに鍵盤の上のほうで鳴るようにしてほしい』と言ったら、家のピアノの感覚が今までと全然違って、軽くなった。」と言っていましたが、そういうこともできます。

 

一方、「電子ピアノ」は、録音した音を「再生」する装置です。

ですから、タッチの変化で音色を変えると言っても制約が大きいです。

特に、日本でピアノを弾く方の多くは、「底までしっかり弾く」習慣を持っているので、「しっかり底まで弾ける」ことを開発上のポイントとして作っているメーカーさんもあるくらいです。

ピアノ演奏は、段階が進めば進むほど、細かいニュアンスの変化を感じて出せるようになることが大切だと考えています。

その時に、底まで弾いたときに音が鳴るタイプの電子ピアノだと、細かいニュアンスは出しにくいのです。

 

レッスンで楽器のことが出るたびに、「中古でも良いので、ピアノを…。」と言っています。

幅はどちらも88鍵ですから、ほとんど変わりません。高さの問題だけです。

黒の圧迫感が気になるかもしれませんが、今はさまざまなタイプのピアノカバーもあります。

それぞれのご家庭のご事情があると思いつつも、一人でも多くの方に、ぜひぜひ、ピアノを使ってほしい!といつも願っています。

2018.11.22

ウォーキングは気持ちが良い

こんにちは。

今日はピアノとは関係のないお話です。

ここのところ良いお天気が続いています。

週2~3回の有酸素運動が脳にも身体に良いということは、知識としては知っていて、できるだけ自転車に乗るようにしていたのですが、なかなか定期的にはできていませんでした。

 

今週はゴミ捨て場の掃除当番。

思い立ってゴミ捨て場の掃除に歩いて出かけ、そのままウォーキングをすることにしました。

ですから、昨日で3日目。だんだん慣れてきました。

九十九川の土手をずっと歩いていきます。

 

かつて中学生の頃(何十年も前になってしまいましたね)には、当時飼っていた犬を連れてのジョギングコース。

まだ高坂ニュータウンもできる前のこと。

この川で近所のおじさんが魚を取っていたことがあったな、とか、白鷺がたくさんいたな、とか昔のことも思い出され、風景の変化も楽しみつつ歩きました。

土手には桑の木が何本かあります。

その木にカラスウリがからみついていて、青い空に赤い実が映えて、とてもきれいだったので、思わず止まって写真に撮りました。

秋らしい風情です。

 

東上線の線路周辺には、新しい家がたくさんできていました。

このあたりも、車で通ってしまうと分からなかったことです。

どんぐり山公園という公園では、幼稚園の子どもさんが遊んでいて、そばにお母さんたちの姿もありました。

住んでいる地元である、高坂も変わってきているのだな、と改めていろいろ気付かされたウォーキングでした。

身体のためにも、少なくとも週に2~3回は続けていこうと思っています。

2018.11.20

ピアノの音色をしっかり聞くことに意識を持っていく

 

こんにちは。

ピアノを弾くときには、しっかり耳を使って聞くことが大切。

当然のことですが、意外にこれはできていないことが多いと思います。

ミスタッチに対して、あるいは違う音が出ることに対して聞けていることは多いかもしれません。

でも、自分が今出している音の1つ1つ、あるいはフレーズの1つ1つに対して気を配っていくことは、なかなか難しい。

でも、これができると確実に演奏が変わってきます。

 

先日の生徒さん。

とても一生懸命ピアノに取り組んでいて、しっかり練習しています。

始めたばかりで「ピアノランド」を勉強中ですが、譜読みも早く、確実に進歩しています。

先日の課題の曲にはスラーがついていました。

ところが、残念なことに、スラーの途中で音が途切れてしまいます。

 

「スラーがある時は、つながるように弾きましょう。こんなふうに。」と弾いてみせました。

生徒さんに弾いてもらった後、「今のはどうだった?」と聞くと

「……。前よりは良いと思います。」

まさか質問されるとは思わず、意識して聞いていなかったようです。

「では、もう一度、よく聞きながら弾いてみましょう。」ということで最初の2小節だけ弾いてもらいました。

「どうだった?」

「最初は良かったと思います。後半は少しつながっていなかった。」

これだけで、演奏が変わってくるのですね。

 

私自身もそうでした。

今の先生のところに行きはじめの頃は、1つ1つの音に響きに注意をはらうことができなくて、かなり雑に弾いていました。

このフレーズはこういう手の使い方、このフレーズはこういう手の使い方、と手の使い方を考えるうちに、まずフレーズごとに音の種類を変えていくことを覚えました。

次に同じフレーズの中でも、1つ1つねらう位置を変えて、音の響きを変えていくこと。

だんだんと自分の中で、聞く意識が変わってきたことが実感できました。

 

ピアノは、どうしても、「弾く」という手の動きに意識が行きがちです。

だからこそ、耳を使うということに意識を向けていくことが大切なのです。

ロシアのピアノ奏法を学びたい…新しい生徒さんとの出会い

こんにちは。

先日、こちらに書いてあります私の奏法を学びたいということで、50代の方が体験レッスンにお見えになり、入会なさいました。

私の先生のブログもずっとお読みになっていて、門下発表会にもいらっしゃっていたとのこと。

私がピアノ教室を始めたいと思った大きな理由の一つして、この奏法を多くの方に知ってほしい、という気持ちがあったので、たいへんうれしく思いました。

 

響きのある音色を自分で出せるようになるには、いくつかの要素があります。

まず、自分で響きのある音色がわかること。

耳の訓練ですが、すぐ聞き分けられるようになる方がいる反面、聞き分けられるようになるまでには、ある程度の期間が必要な方もいます。

ただ、これがつかめるようになると、ピアノとの一体感が違います。

私は教育学部出身ですから、声楽やクラリネット、チェロを学んだ経験があるのですが、声楽や他の楽器の場合には、身体を使ったり、身体に密着させたりするので、楽器の振動が伝わってきて、一体感があります。

ピアノだけが、大好きなのになぜか向こう側にある感覚を持っていました。

響きが分かって、響きを感じられるようになったとき、「あ、歌うように弾ける。」と本当に思いました。

 

次に姿勢。

私自身は意識しているようで意識できなかった期間が長かったのですが、逆にそこが分かったら、音も大きく変わってきました。

いかに自分の腕の重みを、うまく鍵盤にのせて使えるようになるか。

いかに大きく腕が動かせるようになるか。

身体の使い方のイメージですね。

 

3つめに手や指の使い方のイメージがつかめること。

先日の方も、「大野先生のブログを読んでいただけでは、わかりませんでした。こんな使い方をするのですね。」と驚いていました。

やはり文字で読んだだけでは、なかなかつかめないのは事実です。

ある意味、かなり特殊なのかもしれません。

動かし方も、手の旋回を使っていきますが、その旋回の方向も一方向ではありません。

手首も使っていきますし、その時の意識の持っていきかたも重要です。

 

実際のレッスンはこれからですが、ぜひ、この奏法の魅力を味わっていただきたいと思っているところです。

小さいお子さんには、力を抜く練習をすることが多いです

こんにちは。

小さいお子さんにとって、ピアノはすごく大きいものに感じられるでしょう。

特にグランドピアノなどはそうです。

鍵盤も「重く」、「一生懸命」弾かなくては音がでない、というイメージを持ちがちで、ついつい力いっぱい弾いてしまうのですね。

 

実際は、それほど力が必要なものではありません。

レッスン室のピアノはすぐ音が出るように調整してあります。

力を入れて弾くと、音が大きいように感じられるのですが、実際には伸びがないのです。

響きのある美しい音で弾くためにも、指の力のコントロールができるようになってほしい、何とかうまく力を抜いて弾けるようになってほしい。

今、いろいろ試行錯誤中です。

 

このあたりも、個人差が大きくて、早い段階で力を抜くという感覚がつかめるお子さんもいます。

身体の成長にも関係していそうで、同じ年齢でも身体の大きい生徒さんのほうが、感覚がつかみやすいように思えます。

私自身が今でも小柄なほうですし、子供の頃も身体が小さかったのでよくわかりますが、小さいお子さんには鍵盤がとても重いものに感じられてしまうのでしょう。

 

「力を抜く」というのは意外に難しいことです。

ですから、「力を入れる」というのを先にやってから、抜く。

ギュッと力を入れてから抜く。

それを繰り返しやっています。

 

先日のレッスンでも、思いっきり力を入れてバチンバチンと両手をたたく。

次にふわっとさせて、たたく。

この練習を何回か繰り返してみました。

「バチンバチンとたたくと、手も痛いよね、ピアノも力を入れて弾くと、痛いと思うよ。」という話もしながら、手がふわっとたたけるように、練習しました。

やはり、すぐにできることではないので、気長に、地道にやっていこうと思います。

2018.11.17

ピアノ初心者の生徒さんに伝えた、弾き始める前の準備

こんにちは。

クリスマス会という、家族や先生以外の聞き手の前で機会。

私がピアノ教室を立ち上げた時に習い始めた生徒さんがほとんどなので、皆さんにとっては初めての「発表会」になります。

いすに座ってから、弾き始める前に何をしたら良いのか、ここのところ生徒さんとお話したので、それについて書いていきます。

 

小学校1年生の生徒さん。

「『まつぼっくり』、もう見なくても弾けるよ。」とにこにこ顔。

では、ということではりきって弾き始めたのですが、お家ではできたはずなのに、先生の前だと勝手が違ったのでしょう。

ドドソー ミミドー ミードド レーーーー

ドーソソ ミミドー ミードド レーーーー

あれ?同じことの繰り返しになってしまいました。

楽器も違いますし、どこか緊張していたのだと思います。

よく楽譜を見ながら弾こうね、ということで、2回目は上手に弾けました。

 

次に、私との連弾です。

大丈夫という確認をしてから弾き始めたところ、最初の音が違っていました。

手を膝の上に置いて、リセットです。

 

「手を膝の上に置いて、次に鍵盤の上に置いて、楽譜を見ます。最初の音から1小節分の音を頭の中で音を出さずに確認しようね。それから弾き始めましょう。」ということで、手順を確認しました。

今度は大丈夫。

何回か最初の部分の確認をして、落ち着いて弾き始められるようになったら、もうすっかり本来のペースが出せるようになりました。

お迎えに来たお母様の前でも、最後に連弾を披露して、お母様と、次のレッスンを待っていた小学校高学年の生徒さんにも拍手をもらってにこにこして帰っていきました。

 

もうお一人。大人の生徒さんも、やはり弾き始めが慌ただしくなりがちです。

あわてて弾き始めると、最初の音から間違ってしまったり、左右がそろわなかったりしてしまいます。

合唱の経験の長い生徒さんなので、「歌を歌う時と同じで、息を吸って歌い始めるのと同じタイミングで弾き始めましょう。」というお話をして、何回か出だしの練習をしました。

 

初心者の方は、ついあわててしまいますが、ピアノの前で一度落ち着いて手の位置の確認をして、息を吸ってから始めるといいですね。

出だしがうまくいくと、その後の演奏も落ち着いて弾くことができるようになります。

2018.11.16

ピアノ練習の習慣を作る

こんにちは。

ピアノが上達するには、練習が欠かせません。

どうしたら練習をする習慣をつけることができるか、ということについて書きます。

 

まず、前提として「やる気に頼らない」ということが大切です。

「やる気になったら始める」ということでは、実際にはなかなか始められないのですね。

また、その場合には、何かがあればついつい後回しになってしまいます。

人間の脳は、手を付ければやる気になる、という仕組みがあるそうですから、とにかく手をつける、少しでも始めるということが大切です。

 

では、習慣にする、と考えたうえでのポイントですが、1つめに、いつ練習が可能なのかということをはっきりさせることです。

中学校で家庭学習についての指導していた時、必ず、三者面談や家庭訪問の時間を使って、保護者の方に生徒が書いた日課表をお見せして、「これで実際に可能ですか?」という確認をしていました。

中学生は、自分の理想の日課表を書いてしまうことがあるのですね。

ですから、時々保護者の方から「夕食、この時間に食べるのは無理でしょう。」とか「お風呂は、この時間だと難しいと思います。」など現実的な答えが返ってくることもありました。

ピアノの練習も同じです。

特に、お家の方が働いていて、保育園や学童保育などに通っているお子さんの場合、家で生活できる時間は限られています。

その中で、いつなら練習が可能なのか、しっかり見極めること。

これがまず大切です。

 

私のピアノ教室の場合も、共働きのご家庭で、保育園、学童保育に行っているお子さんが何人もいます。

「学校に行く前に練習しています。」

「お夕飯を食べたら、練習します。」

皆さん、少ない時間の中で工夫して練習しています。

 

2つめに、今ある習慣と組み合わせるとうまくいきやすいということがあります。

先ほどの例ですと「お夕飯を食べたら練習します」というのがそれにあたりますね。

必ず食べる夕食。

それとピアノの練習を組み合わせていきます。

「おやつを食べたら練習する」というお子さんもいます。

 

習慣化すると、とりかかる時の抵抗感が薄らぐので、練習することが「当たり前のこと」になります。

こうなればしめたもの。

ピアノもどんどん上達していきます。

そうすれば、ますますピアノが楽しくなりますね。

2018.11.15

肩甲骨から指先まで。つながりを意識してピアノを弾く

こんにちは。

昨日は御茶ノ水にレッスンに行ってきました。

アシスタントの先生からも、身体の使い方についていろいろアドバイスをいただくことができ、改めて肩甲骨から指先までのラインを意識しなおしてきました。

 

音階の練習というと、受験の時にもさんざんやりましたし、大学時代にも試験に向けてずいぶんやりました。

ただ、今までの弾き方で、はどうしても「いかに『速く』『正しく』音が出せるか」というところに目標が置かれ、練習も「機械的」になりがちでした。

昨日は「今までに音階の弾き方をやったっけ?」と先生から聞かれ、

「音階だけを取り出してやったことはないです。」というと

「では、今日はそれをやってみましょう。」ということで始めることにしました。

 

すべての音の響きがが同じでは音楽的ではありません。

ポイントとなるのは、4つひとまとまりでとらえること、鍵盤の幅いっぱいに使うこと、重心の移動があること。

ロ長調(H Dur)が弾きやすいということで始めました。

私の場合、内側から外側にいく右手の上行形・左手の下降形は弾きやすいのですが、逆の右手の下降形、左手の上行形が弾きにくく感じました。

やはり問題なのは親指だということを自覚しました。

 

弾いている途中でアシスタントの先生から、「もう少し腕・肘から重心を移動するほうが良いかもしれません。」とのアドバイスがありました。

ついつい「親指親指」と指のほうばかりに意識が行ってしまいました。

もう一度座りなおして、肩甲骨・腕・肘・手首というように身体の使い方全体に意識を向けていきます。

「全部の調を練習してくださいね。」と軽く言われて帰ってきました。

スケールの全調練習を毎日やるなんて、しばらくぶりです。

 

もう一つ、昨日は指先支点にならないためのレッスンもしていただきました。

古いソ連時代の子どものための教本を使って(今は日本語版は絶版です)ゆっくり練習。

こちらは、前回のレッスンで指導していただいた内容とほぼ同じなので、イメージがつかみやすいと思いました。

これらを踏まえてバッハのフランス組曲。

アルマンドを弾いてみると、今までよりも深い響きになった感じがします。

「今のを意識しましたね。」と先生にもおっしゃっていただくことができました。

 

改めて、身体の使い方を意識するといろいろ気づくことがあります。

肩甲骨から指先まで。

全部を使いピアノを弾いていく。

また一つ、自分の中で意識しなおしていこうと思っています。

 

2018.11.14

連弾で間違ってしまったときの対処法

こんにちは。

クリスマス会に向けて、レッスンをしています。

今回、ピアノを始めてから日の浅い生徒さんたちは、メロディーを生徒さんが弾き、お家の方や私が伴奏部分を弾くという連弾で発表する生徒さんがほとんどです。

間違ってしまったとき、慣れないと「あっ」という感じになり、そのまま止まってしまうことが多いのです。

この気持ちはとてもよくわかります。特に慣れないうちはどうしたらよいか分かりませんよね。

今日はその対処法を書いていきます。

 

本番での対処法を書く前に、いくつかの前提となることを書きます。それがないと対処が難しいですから。

まず、一番大切な大前提は、「止まらないで弾けるようになるまで、きちんと練習しておくこと」。

当然すぎることなのですが、少なくとも、大丈夫であるという自信が持てるかどうか、というのは本番ではとても大切なことです。

ですから練習をしっかりしておくこと、これは欠かせません。

 

二つ目の大切な前提は楽譜を見ながら弾けること。

自分の記憶だけに頼っていると、緊張したときに「ここだと思っていたら、違うところを弾いていた」ということになる可能性があります。

暗譜で弾く場合は、パートナーのパートまで理解した上での暗譜である必要があります。

三つめの前提は、拍子を数えながら弾いていること。

3拍子なら123とリズムに乗っていることが大切です。

上の3つの前提が、練習でできていたら、基本的に連弾で間違えることそのものがとても減りますね。

 

では、合わせていて間違えた場合、一番大切なことは「止まらないこと」

初心者の場合、不安になるし、まだ経験が少ないので、「どうしよう」となって全く弾くのをやめてしまうことが多いのですが、とにかく続けるという強い気持ちを持つことが大切です。

では、次にどうしたらよいか?

楽譜を見ていれば自分が弾いている場所はわかります。

そのあとの弾きやすいところ、入りやすいところから入るのです。

 

すぐ次の音から入れることもあります。

あと入りやすいのは、小節の区切りですね。

次の小節の1拍めから入る。

そこも難しければ、次のフレーズ(メロディーのまとまり)の最初から入る。

 

練習の時に前提をしっかりクリアし、その上でもし間違ってしまうことがあったら、再びうまく流れに乗れるようにする。

簡単なことなのですが、実際には意外に難しい。

練習の時から、意識してみてくださいね。