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2019.03.10

子どもさんのピアノの練習―目標を細かく区切って見えるようにする―

同じことをずっと続けていると、何となくマンネリになっているかもしれない、と思う場合があります。

生徒さんを見ていても、ピアノがある程度続いていて、もしかしたら、今そうなっているかもしれない、と感じられる場合があります。

自分の中で、ゴールが見えにくくなっている状況と言えるかもしれません。そういう場合は、細かく区切ってゴールが見えるようにしてみましょう。

目標を細かく区切る

例えば、練習。一応、習慣になっているので、ピアノの前には座る。でも、1回弾くと終わりにしてしまう。

小さいお子さんだとありがちですね。イベント等があれば、それに向けて練習をがんばりますが、いつもそういうことがあるわけではありません。

そんな時は、目標をもっと小さく、細かく区切っていきます。

「毎日、練習しているね。頑張っているね。だんだん難しくなっているから、練習も1回よりも、すこし多くしていこうね。何回ならできるかな?」

「3回なら…」という生徒さんが多いですね。

見えるようにする

「じゃあ1回弾いたら、これに色を塗ろうね。」ということで、教本の余白に、クローバーのような絵を書きます。それを次回のレッスン日まで、日付も入れて7つ。

生徒さんは、それを書くと、だいたい3回ずつ練習してくるようになります。場合によると、ふつうの3つ葉のクローバーを書いたのに、自分で書き足して4つ葉になっていたり、「たくさん弾いたの。」と5つ葉になっていたり。

それくらい練習すれば、次のレッスンの時にはずいぶん上手に弾けるようになり、自分でも上達したことが実感できるので、うれしくなっていきます。

ピアノ以外でも

細かく区切る。1日3回。色を塗ることで見えるようにする。これで、「やった」感じがつかめるようになります。結果的に上達にもつながります。

もう少し大きくなると、時間で区切ることもあるでしょう。自分で自分の状態が把握できるようになってくると、「難しい部分の取り出し練習」も必要になってきますから、単純な回数ではなくなってきますから。

ピアノ以外でも同じですね。細かく区切る。見えるようにする。そのことで、取りかかりへの心理的なハードルが下がってくるのです。

お子さんの学習などにも、ぜひ、応用してみてください。

2019.03.09

ロシアピアニズムの奏法ならではの弾きやすさ

今、「フィガロの結婚」の序曲を練習していますが、ロシアピアニズムの奏法ならではの弾きやすさを実感しています。

この序曲の大きな魅力は、何とも言えないワクワクする感じにあります。これを表現するには、ある程度テンポを上げていく必要があります。

これから何かが始まる!何だろう?と聴いている方が、その後のオペラへの期待をふくらませることができるように軽やかに弾きたい。

「下までしっかり」弾いていたのでは、テンポを上げることがとても難しい。少なくとも、以前の私のレベルでは無理だったでしょう。

出だしのレドレドレから始まる音形。まず、これがとても魅力的です。人の心をうきうきさせるそんな音形。

力をしっかり指にかけて、下まで弾くと同時に、手の使い方を指に覚えさせる練習をします。以前は、こういう地道な練習の量が少なめでした。

今の先生のところに伺って、リサイタルをする何人ものピアニストの方とお話しする機会を持つようになりました。話の中から、その方々がこの地道な練習をほんとうにたくさん重ねていることを知りました。

この地道な練習こそが、本番を支えるのだと知ったので、とにかくたくさんします。その上で、次の段階では、虫様筋を使って引き上げる感覚で、できるだけ鍵盤の上部を使って弾いていきます。

そうすることでオーケストラの演奏の速さに近づけることができるようになってきて、遅めのテンポの指揮者の演奏と同じくらいにはなってきました。

同音の連打もそうです。虫様筋でしっかり支えて、できるだけ素早く力を抜いて鍵盤を弾くことで、離鍵を速くすることができます。

そのテンポでは、鍵盤の底に触れている時間が長いと、間に合いません。鍵盤の浮力を生かし、音が鳴るぎりぎりのところをねらっていきます。

当日も、スタインウェイですから、応えてくれるでしょう。

先日の、同門の方たちとの会の時に、ショパンのワルツの1番を弾いた方がいました。やはり、同音の連打の多い曲です。

その時にも「この奏法だから、弾きやすいよね。」という話がでました。

音色の変化をつけることで、表現が豊かになることはもちろんですが、「弾きやすい」ということも確かなのです。

そのためにも、また、せっせと指の筋トレをしていきましょう。

一つ階段を上る6年生の成長を実感

幼稚園・保育園や小学生の生徒さんたちは、3月、しめくくりの時期になります。1つ学年が上がるという自覚が、言動を変えていきます。

私自身も、そんな生徒さんの言葉の端々から、成長を実感しています。

小学校6年生。これから中学校に上がる生徒さん。今まで、新しい曲の譜読みは、レッスン中に片手ずつ音符の確認をしていました。

ただ、もう楽譜は確実に読めるし、実際に学校からもらってきた伴奏譜は全部自力で譜読みをして弾ける状態にしていました。

レッスンで、クレメンティのソナチネの1楽章を持ってきました。この前のレッスンの時は、あいみょんのマリーゴールドを弾いていたので、それが終わったら、この曲にしようね、と言っていたものです。

私は、前回のレッスンの様子を見て、まだもう1回はマリーゴールドが終わらないと思っていたので、ちょっと驚きました。マリーゴールドも上手に弾けるようになって、その次を自分で譜読みしてきたのです。

16分音符の連続も、ずいぶん練習してあって、なめらかに弾けるようになっていて、部分的な手の使い方の修正をすることにレッスンの重点を置くことができました。

今回は、3楽章通して弾く、ということをしてみようと考え、次の2楽章の譜読みを始めようとしたところ、「全部自分でやってみたい。」と言い始めました。

これにもびっくり。ずいぶん、成長したな、と思いました。伴奏の譜読みを通して、楽譜を読むのがとても早く、正確になったことは実感していましたが、気持ちの面でも自立しつつあるのですね。

小学校も、そろそろ卒業式の練習が始まったそうです。

歌の練習が2時間連続だったこと、呼びかけの練習もていねいにしていること、卒業生入場の歩き方、証書の受け取り方なども練習していること。

卒業式前後にプライベートで計画している、お友達との様々な楽しいイベントの予定。

いろいろ話してくれる顔が、一段としっかりしたものに見えました。

1年の振り返りする

年度末となる3月、たうらピアノ教室では、中学生以下の生徒さんと、保護者の方との面談を行います。

この1年でできるようになったことの成果を振り返り、次の1年の目標を設定していくためです。

「振り返り」と「反省」

学校でも、だんだん「振り返り」という言葉が使われるようになってきました。特に、授業の中では増えてきました。

でも、少し前まで、「反省」という言葉をたくさん使っていたように思います。広辞苑で「反省」を調べてみると「自分の行いについてかえりみること。自分の行為について考察し、批判的な評価を加えること。」

本来、何か行動すれば、良いこと(思うようになったこと)も悪いこと(思うようにならなかったこと)も両方ありうるものです。

でも、学校の中では、どうしても「できなかったこと、うまくゆかなかったこと」に焦点を当てて「反省」することを行ってきました。

ただ、どうしてもそればかりに焦点を当てると、「ちゃんとできなかったこと」ばかりがクローズアップされてきて、残念な自分、できない自分ばかりに目が行きがちです。

そうすると、次の行動がなかなか起こしにくくなってしまうのです。また失敗するかもしれない、またうまくいかないかもしれない、となってしまうからです。

それよりも「うまくいったこと、良いこと」に焦点を当てて「振り返り」、よくできたんだ、頑張ったんだ、と認めていくことがとても大切なのです。

その上で、もう少しこうしていけば「もっと良くなる」ということを考えると、次の一歩が踏み出しやすくなっていきます。

この時期だからこそ

一年は、長いようでいて短く、でも無自覚でいるとあっという間に過ぎてしまいます。だからこそ、できるようになったことを、振り返り、味わうことが大切なのです。

できたことを振り返ると、それぞれの生徒さんが成長し、進歩している様子がとてもよく分かります。

こんなにできるようになっていたんだ、ということは、意外に自分では自覚できないことが多いのです。

だからこそ、本人だけでなく、保護者、先生の目から見ても、こういう進歩があった、こんなふうに頑張っていた、ということをフィードバックする機会が大切です。

それぞれの成長、進歩を見る

保護者の方も、同じ年頃の他のお子さんのことが気になる場合があるかもしれません。

でも、大切なことは、かけがえのない、そのお子さんがどう成長したか、進歩したか、ということです。

改めてふり返る機会を持つことで、お子さんが「また、次に頑張ろう」と思えるような面談にしていきたいと考えています。

2019.03.05

もたれる力と引き上げる力

昨日は、自分のレッスンに行ってきました。この一週間は、11種類のタッチを練習しつつ、どんなふうに使うことが可能なのかを探っていました。

一方で、来月に迫っている葵の会定期演奏会の練習にも時間を取っていく必要があります。

あわせて、依頼に応じて、歌う人のレッスンに同行したりもします。いろいろあって、フランス組曲がなかなか先に進まない状況だったのは残念でした。

先に進むことが目的ではないと自分に言い聞かせつつ、アルマンド、クーラント、サラバンドの3曲を持っていきました。

アルマンドでは、「あやしいところが何ヵ所かあったけど、ぎりぎり踏みとどまった感じ。」とのことでした。

確かに、引き上げが足りない、重めの音が時々ありました。特に親指が落ちがちです。

一つ一つの音を、ペダルを踏まずにゆっくり練習することで、指と鍵盤との関係、手の使い方を意識していくことが必要です。

次のクーラント、前回、支えが甘くて落ちていたところがあったので、これは気をつけて練習していたつもりでしたが、やはり、「音程が下がっている部分があります。」と言われ、支え不足を実感しました。

支え、虫様筋を意識することで、音程は変わります。もう一度弾き直したところ、今度は大丈夫。

サラバンドは、引き上げよう引き上げようと思っていたら、「もたれ方が足りませんね。」

引き上げようと思っていたら、今度は、もたれる力が弱くなってしまいました。

「結局、バランスが大切なんですね。もたれる力と引き上げる力と。」

確かにそうです。一番大きいのは、耳の使い方が甘かったこと、途中で修正できなかったことです。

確かに、サラバンドの時に、響きに重みや、厚みが感じられなかったのは、自分でも分かっていました。

そういう時に、もたれる力と引き上げる力の両方のバランスを自分で柔軟に修正していけるようにするのが、課題だということがよく分かりました。

もう一度、手と耳の両方を使って練習していきましょう。

シンコペーションは慣れが必要

ここのところ、生徒さんの希望で、ポピュラー曲のレッスンが続いています。

時には、好きな曲を弾いて楽しむことも、ピアノを弾いていく上では良いことだと考えているのですが、皆さん、リズムがわかりにくくて、そこに苦労している様子。

ディズニーの「パート・オブ・ユア・ワールド」を練習中の生徒さん。最初の8小節のリズムだけ取り出すと次のようになります。

左手は、あまり動きがないのですが、右手が難しく感じている様子。やはり、小節をまたいだタイがあったり、タタンタという8分音符+4分音符+8分音符というところで、「あれ?どう弾くんだっけ?」となっています。

音楽を知っているのと、右手の音がレミファファー、ミファソソーのように続いていること、左手が全音符で動きが少ないので、前半は大丈夫。

後半4小節は、左手も2拍ずつで動くので、より難しく感じていました。ですから、まず、リズム打ちをしてみました。

次に1ト2ト…数えながら、ゆっくり右手の練習をして、それからだんだん速くしていきました。

ある程度、回数を重ねて練習しているうちに、感覚がつかめてきたようです。

中学校で教えていた時、吹奏楽部の演奏を聴いていて、「なんてシンコペーションが多いんだろう!」と思っていました。

生徒たちや、顧問の先生の話を聞いてみると、やはり、数をこなすことで、譜読みが早くなることは確かなようです。

よく、メトロノームをかけて、上級生が数えながらパート練習をしている姿を見かけました。

ピアノでも同じですね。最初はゆっくり数えながら、何度もくりかえすこと。感覚がつかめれば、できるようになります。

難しいけれどおもしろい、楽しい

平日は、市内のお子さんたちが多いのですが、土曜日には遠くからいらっしゃる社会人の生徒さんのレッスンが続きます。

そのうちのお一人、ロシアピアニズムのレッスンを受けに来る方のレッスンがありました。

身体の使い方、腕の使い方、手や指の使い方。そしてとてもとても大切な耳を使って聴くこと。

バッハのシンフォニア7番を練習してくることになっていたので、2.5のタッチを昨日はお教えしました。

最初に単音で、1本ずつの指の使い方を確認していきます。その時の音の響きに注意をはらいながら、ていねいに。

私の師である大野先生のブログを読んでいた方であり、吹奏楽やオーケストラで管楽器を吹いていた方でもあるので、耳を使う、という感覚はもともとしっかりお持ちになっていました。

昨日も、「これかな?」「今度は?」というように、弾いた感覚と、出てきた音とのすり合わせをして、「指がスッといくときと、思うように力が抜けないときとで、音が違いますね。」とだんだんと響く音のイメージがつかめてきた様子。

管楽器のロングトーンの練習に近いですね、とおっしゃっていました。なるほど、そうですね。

実際に、バッハのシンフォニア7番の最初の部分で、2.5のタッチを確認しながら片手ずつ弾いていきました。

シミファソ――ファラのラで5の指を使った時、それまでと響きが変わったのがご自分でもわかったようです。「あ!」と言って弾き直しました。

今度は、大きく変化することはなく、響く音が続きました。

「家で弾いてきたのは、歌で言えば、地声で無理に出していた感じの音でした。これは、違いますね。」「うーん、難しい。でも、おもしろい。楽しいですね。」

両手でやってみます。8分音符の部分はずいぶん響きが出て美しくなっていました。 一つステップを上がった感じで、ご自分で実感がはっきり持てたようです。

響きで弾くことの楽しさが、かなりはっきりと分かってきた様子。音が変わる、響く音で弾くと、音楽そのものも変わってきます。

生徒さんが言っていた通り、「難しい。でもおもしろい、楽しい。」に尽きるのです。

幼稚園の先生のピアノレッスン

たうらピアノ教室では、保育士さん、幼稚園の先生、小学校の先生をサポートするレッスンも行っています。

先日も、幼稚園の先生が体験レッスンにお見えになり、入会されました。

私自身が、教育学部出身であり、学校現場での経験が長いので、状況がとても良くわかります。

ピアノで独奏するのとは違う要素が入ってきます。

子どもたちの状況を見ながらピアノを弾くためには、どうしたらよいのか。子どもたちが楽しく歌えるようにするためには、どうしたらよいのか。

そういうことも考えていく必要があります。

今回の幼稚園の先生の場合、オペレッタをおやりになる、ということで、そのサポートをすることになりました。

何曲もありますから、その一つ一つが確実に弾けるようになること。ピアノの部分では、まずそれを目指していきます。

そして、歌の部分の勉強をしていくことがとても大切になってきます。ピアノはピアノで練習していきますが、それと並行して、歌詞を覚えて、楽譜を見なくても歌が歌えるように勉強していくことになります。

オペレッタとなると、動きも入ってきます。そのすべてを頭に置きながら、ピアノが弾けるようにしていくわけです。

Youtubeにある幼稚園の発表会の動画を見てみたら、まあ、いろいろあること!小さいお子さんたちが一生懸命歌ったり、踊ったりしている姿を見ていると、楽しくなりました。

さっそく私自身もその曲の楽譜を用意して勉強していくことにしました。

子どもたちが楽しく音楽に触れて楽しい、と思うためには、教える側が楽しさを感じていることも大切な要素。その気持ちが伝わっていきます。

私自身も楽しみつつ、学びつつ、レッスンに臨んでいきます。

2019.02.28

坂戸西光寺の梅

今年は、梅をちゃんと見ていない、と思いたち、坂戸にある西光寺というお寺に梅を見に行ってきました。

曹洞宗のお寺です。門の前には石の仁王像がありました。これは向かって左側の像です。

私もあちこちのお寺に行きましたが、石の仁王像はちょっと記憶がありません。とても珍しいものです。

門をくぐるとすぐにしだれ梅。向こうに鐘楼が見えます。

本堂前にもしだれ梅。花びらに厚みがあって、鐘楼前の梅の木とはまた違う風情がありました。

最初の写真は、この本堂前のしだれ梅の花をアップで撮ったものです。

門の外には白梅もありました。ちょうど見頃で、美しい。梅は、桜ほどの華やかさはありませんが、風情があって大好きです。

近くには大宮住吉神社。例大祭で御神楽を奉納するのだそうです。今まで、知らなかったのですが、ぜひ見てみたいと思いました。

大きな杉の木がたくさんあり、神域にふさわしい静かな雰囲気でした。

大宮住吉神社にあった桜と思われる花。幹の様子からすると桜なのですが、もうこの時期にこんなに咲く種類もあるのですね。近くの土手に河津桜を植えているようですが、これもそうなのでしょうか。

曇ってはいましたが、もう、それほど寒くはなく、ちょっと散歩をする感じで歩くにはちょうど良い陽気で、楽しめました。

2019.02.26

さまざまなタッチを弾き分ける

昨日は、自分のレッスンに行ってきました。2日連続で、先生のレッスン室に伺ったことになります。

日曜日の自分の演奏の反省点をお話しました。タッチの弾き分けと左右のペダルの踏み方を工夫して、演奏の変化の幅を広げていきたいこと。それをしようとすると、「頭」が働いてしまうので、演奏がその瞬間に本来の形から離れてしまうこと。

先生ご自身のブログで8種類のタッチを書いていらっしゃいますが、改めてその8種類を確認しつつ整理した状態で教えていただきました。

「実はまだあるんですよ。」ということで、さらに3種類。

指、特に虫様筋の使い方や鍵盤への入れ方、入れた後の動かし方。手首や腕の使い方。それらの違いによって、11種類はそれぞれ、違った音色がします。

芯の細いよく上がる音。重みのある音。明るめの音。しっとりした音。

実際の先生ご自身の演奏は、「まず耳ありき」なので、11種類以外にもたくさんの音色があります。ですから、その色合いの変化は無限と言っていいでしょう。

その中でも、特長のはっきりしているものを選び出して、それが11種類ということです。

「せっかく組曲を練習しているので、特に舞曲ごとに変化を付けていきたいのです。」と言うと「サラバンドなんかは、いろいろな音色が使えますよね。」とのこと。「では、サラバンドを弾いてみましょう。聴きながら、いろいろやってみてください。」

まだ、3番のサラバンドは心もとないので、2番のサラバンドで「いろいろ」やってみました。とにかくていねいに音を聴きながら。

1回弾き終わると、「もう一度やりましょう。今度は、今と変えて。」

できるだけ、さっきの演奏とは変えるように、またよくよく聴きながら「いろいろ」やってみます。

「こういう練習をたくさんしていくと良いですね。頭ではなく、音を聴いて感じながら変化をつけていく。」

まずは、11種類のタッチを練習して、その音色の特長をつかむこと。

同時に自分の耳をしっかり使って、音を聴いて感じながら変化をつける練習をしていくこと。ていねいにていねいに。

また課題をたくさんいただいて帰ってきました。1つずつ練習していきましょう。小さい1歩を積み重ねていくことこそ、大切なのですから。