発表会を終えて
こんにちは。
昨日は、師事する先生の門下生の発表会でした。
私もフォーレのノクターン2番を演奏しました。
今回は、最初に考えていた曲から変更したので、準備期間が短いことは分かっていました。
ですから、今まで以上に練習時間を多く取ることを心がけ、さらに響きの質をできるだけ細かく考えて弾くことを課題にして取り組んできました。
私の今までのペースを考えると、準備期間が2ヶ月少しで暗譜して演奏したという意味では、よくできた、という実感が持てています。
ある意味、自信がつきました。
演奏の内容については、毎回、本番を経る度に課題が見つかっていきます。
まず当面は、先日の新発見の内容である、手の使い方をしっかり頭に入れ、身体が無意識で反応できる状態を作ること。
この、手の使い方ができると、低音のオクターブがとても魅力的になります。
和音の響きもより柔らかく、美しく混ざっていきます。
実際、今日の演奏の中でも、なるほど、こういう響きになるんだな、ということがとてもよく表れていた演奏がありました。
また、さらに効率良く手首を使うことができるようになるので、アルペジオなどの音型も楽に弾けるようになりそうです。
後半、もう次々に素晴らしい演奏が続き、とても刺激的でした。
皆さん、コンサート活動をされている方なので、それぞれの持つ響き、音楽の作り方、魅力的な演奏をたくさん聴くことができました。
そして、発表会の最後をしめくくったピアニスト吉永哲道さん。
この演奏に本当に感動しました。
会場全体に響きが満ちていきます。
ピアノでこれほどまでに多彩な響きが出るとは。
本当に細かいニュアンスまで、丁寧に表現されていて、素晴らしいの一言でした。
あのイメージを頭に置きつつ、地道に一歩ずつ、少しでも近づけるように、また練習していきます。