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2018.03.06

響きの微調整をする

こんにちは。

写真は、昨日行った神田明神にある「銭形平次の碑」。梅と本殿を入れたかったので、碑は斜めになってしまいました。

いつもは、鳥居の真正面にある本殿しか目に入らなかったのですが、昨日はたまたま本殿横手奥にあるお守りを納める場所に行ったので、「こんな碑がある」と気付いたのでした。

確かに、銭形平次は「神田明神下」に住んでいる設定でしたね。

母が時代劇が好きだったので、銭形平次も子どもの頃は見るともなしに見ていました。

まさか、こんなに頻繁に神田明神近くに来ることになるとは予想もしませんでしたが。

 

昨日のレッスンでは、微妙な手・指の力の入れ加減、意識の仕方を修正してきました。

先生のレッスン室のピアノで弾くと、私の音が少しとがった感じに聞こえました。

前回は、かなり良い感じに音が響いていたのですが、ちょっと違ってしまいました。

よく響くときは上まで上がる感じ。あるいは、空間を満たす感じになるのです。

ある程度の響きは、安定して出せますが、前回が良かっただけに、あ、という感じです。

 

先生が「ここはこういう音だと思う」とおっしゃって、八分音符を弾くと、まるみのある、つやのある、響きをまとった音が同じピアノから出てきます。

基準になるピアノ、基準になる音を出してくれる先生がいる。

そのありがたさを感じつつ、先生の音を基準に、前回と何が違っているのだろう?と探っていきました。

肩・肘・前腕の屈筋・手首・手の内側・指。

かかるべき重みがきちんと伝わっているか、どこかによけいな力が入っていないか。

同時に鍵盤の狙う位置を微妙に変えていきます。

深すぎる可能性が高いので、少しずつ浅めにする意識を持って1音だけ弾いていきます。

 

ずっと続けていると、先生が全く関係のない話を始めました。

しばらくそのお話を伺ってから、また戻ると、さっきの先生の響きに近づいた感じがします。

「あ、ここに力が入っていた」

原因が分かりました。

以前にもそういうことがあって、「違う話をして意識をそらしてから戻ると、ふっと良い音が出ることがある。」とおっしゃっていましたから、先生にはどこかに変な力みがあるということがわかったのだと思います。

ちょっとした力の入れ具合で、響きは変わっていきます。

それが難しいところでもあり、また楽しい所でもあります。