2018.11.14
連弾で間違ってしまったときの対処法
こんにちは。
クリスマス会に向けて、レッスンをしています。
今回、ピアノを始めてから日の浅い生徒さんたちは、メロディーを生徒さんが弾き、お家の方や私が伴奏部分を弾くという連弾で発表する生徒さんがほとんどです。
間違ってしまったとき、慣れないと「あっ」という感じになり、そのまま止まってしまうことが多いのです。
この気持ちはとてもよくわかります。特に慣れないうちはどうしたらよいか分かりませんよね。
今日はその対処法を書いていきます。
本番での対処法を書く前に、いくつかの前提となることを書きます。それがないと対処が難しいですから。
まず、一番大切な大前提は、「止まらないで弾けるようになるまで、きちんと練習しておくこと」。
当然すぎることなのですが、少なくとも、大丈夫であるという自信が持てるかどうか、というのは本番ではとても大切なことです。
ですから練習をしっかりしておくこと、これは欠かせません。
二つ目の大切な前提は楽譜を見ながら弾けること。
自分の記憶だけに頼っていると、緊張したときに「ここだと思っていたら、違うところを弾いていた」ということになる可能性があります。
暗譜で弾く場合は、パートナーのパートまで理解した上での暗譜である必要があります。
三つめの前提は、拍子を数えながら弾いていること。
3拍子なら123とリズムに乗っていることが大切です。
上の3つの前提が、練習でできていたら、基本的に連弾で間違えることそのものがとても減りますね。
では、合わせていて間違えた場合、一番大切なことは「止まらないこと」
初心者の場合、不安になるし、まだ経験が少ないので、「どうしよう」となって全く弾くのをやめてしまうことが多いのですが、とにかく続けるという強い気持ちを持つことが大切です。
では、次にどうしたらよいか?
楽譜を見ていれば自分が弾いている場所はわかります。
そのあとの弾きやすいところ、入りやすいところから入るのです。
すぐ次の音から入れることもあります。
あと入りやすいのは、小節の区切りですね。
次の小節の1拍めから入る。
そこも難しければ、次のフレーズ(メロディーのまとまり)の最初から入る。
練習の時に前提をしっかりクリアし、その上でもし間違ってしまうことがあったら、再びうまく流れに乗れるようにする。
簡単なことなのですが、実際には意外に難しい。
練習の時から、意識してみてくださいね。