2018.02.12
手を広げて弾く音型の練習
こんにちは。
すっきりした良いお天気の日になりましたね。
今日は、手を広げて弾く音型の練習の仕方について書きます。
お子さんが手を広げて和音を弾く時の参考になると思うので、ご紹介しますね。
私もそうですが、手が小さいと6度の和音やオクターブの連続の時に、どうしても音をはずしてしまいがちです。
私の大学時代の恩師も、手は小さく、たぶん私とあまり変わらないくらいです。
レッスンでオクターブの連続をはずすと、「ここ、もっとよくさらっていらっしゃい。」といつも言われました。
やり方は、単純ですが、上の音だけ、下の音だけの練習を徹底的にやる、ということです。
オクターブを例にとると、親指だけではずさなくなるまで練習する。
その時にも、音色をよく聞きながら、手の形、鍵盤に触れる位置などを確認します。
最初はゆっくり。だんだん速くして、テンポで確実に弾けるようになるまで。
力が入っていると、速くは弾けませんので、支えを意識しながらも、脱力して弾けるようにします。
私にとっては意外にこれが難しい。親指についつい力が入っているので、それを意識することもできます。
次に小指と薬指の練習をします。黒鍵は薬指を使います。
これも手の形、手の支え、脱力を意識しながら、音色を聞きつつ練習します。
小指・薬指は弱いので、こちらは、支えを作ることが最初は難しく、意識しつつゆっくりの練習をしっかりやる必要があります。
両方とも弾けるようになってから、オクターブで練習します。
と言っても、広げると力が入ってしまいがちなのも確か。
力が入ってしまったことを感じたら、また上下分けての練習に戻ります。
ただ、くり返していくと、だんだん楽に弾けるようになっていきます。
自分の今、持っているものをどう最大限生かして練習し、弾けるようにするか。
「弾く」ことではなく、「音楽を表現」することに意識がいくようにするためにも、スムーズに弾けることは重要ですから、地道に練習していくことがとても大切だと思います。