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2017.12.14

クリスマスツリーから思うこと

こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

教室のクリスマスツリー、レッスンに来るお子さんによって反応が違ってとてもおもしろいです。

小学校に入る前のお子さんは反応もストレートでとてもかわいい。

ツリーを見て「ちっちゃーい!」「○○ちゃんのおうちのは、もっと大きいの?」「うん!」

いっしょに来た妹さんが、雪のかわりの綿を見て、「これなに?」

「雪のつもり。本物だと溶けちゃうから」というと「ふーん。」

翌週、「うちのもこの白いふわふわつけた。」と言っていました。

もう一人の小さいお子さんはオーナメント一つ一つをじっくり見て、「あ、ここに赤いの。ここにピンク。こっちには緑。ここにはダイヤモンドがある!」

四方八方、床に寝そべって下から上に見上げて、「ここにも小さいのがある!」

やっぱり雪(のかわりの白い綿)は気になるらしく「これはどうしてついているの?」と聞いてきました。

小学校高学年になると、ずっと大人っぽくなり、でも「クリスマスツリーだ!きれい。」と必ず話題にして、とほめてくれました。

何か新しいもの、きれいなものに触れて、心が動き、それをストレートに表現することはとても大切です。

それは言葉だけでなく、音楽でも同じ。曲のこの和音が美しい、この和声の動きはおもしろい、このメロディーは魅力的、ということを感じ、それを音にして表現する。

感じ取ること。それを表現することを通して、感じ取るセンサーをさらに磨くこと。ピアノを学ぶ、音楽を学ぶことの大きな目的の一つはそこにあります。

そして、ピアノで表現する時、「響き」は音楽に奥行き・立体感をもたらしてくれるもの。より表現したいことに合った響きのある1音を出せるように自分も学んでいくし、レッスンでも教えていきたい。

クリスマスツリーから、そんなことを感じた12月前半でした。