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2017.10.13

学ぶとき、一つ上の視点から考える

こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。

勉強にせよ、ピアノにせよ、お子さんもある程度成長してくると、ふとした時に、とても大人びた発想・表現をすることがありますね。

だいたい10歳を過ぎた頃から、物事のとらえ方が一段階大人になってきます。

 

それくらいの年齢からは、物事を学ぶときに、一つ上の視点から見ていくことを知って、それを意識していくと、応用して考えていけるようになります。

昨日も、小学校高学年の生徒さんに話したのですが、私は中学校で国語を教えていたので、それを例にしました。

小学校4年生の国語で「ごんぎつね」を学習します。そのときに、ごんのひとりごとから、ごんの気持ちを考える、ということは授業で取り上げます。

それを一つ上の視点から考えると、「物語を読むときに、ひとりごとからその登場人物の気持ちを読み取ることができる」ということになります。

「ごんぎつね」だけにとどまらずに、他の物語を読むときにも応用できるようになるのです。

その生徒さんは、とてもよく分かってくれました。

実際に、ピアノのレッスンの中で、和音の変化に気をつけて弾いてみようね、と始めました。

大きく変化している部分を、最初は一緒に見つけました。でも、次は一人で見つけることができ、演奏に生かして変化をつけることができました。

 

ピアノにも、学校の学習にも使えますので、ぜひ、小学校高学年以上のお子さんに意識してほしいと思っています。