2017.10.05
ピアノ練習の習慣をつける
こんにちは。たうらピアノ教室の田浦雅子です。
ピアノを始めるにあたり、やっぱり気になる「練習」
上達するためには練習はどうしても必要です。(一応、イメージトレーニングによっても、指を動かす脳の部位は発達するとのことですが、当然、実際に弾くほうがより発達します)ぜひ、練習は「習慣」にしていきましょう。
私自身も、小学生の頃、母とかなりぶつかったのはピアノの練習時間のことでした。先に遊びに行って、5時に帰ってから練習する約束でした。
でも、遊びに夢中になって、5時になっても帰らなくて、怒られて……ということの繰り返し。
これは大いにありうるパターンだと思います。そして、今の教える立場から考えると、これは「習慣化」によって、予防したほうが良いのです。
ですから、お子さん用のレッスンノートには、一週間の日課表をつけました。
学校から帰るのが、だいたい何時頃か。ピアノ以外に習い事があるとしたら、いつ・どれくらいの時間がかかるのか。夕食の時間はだいたい何時頃なのか。何時頃までなら、ピアノを弾くことができるのか。
暗くなるのは、季節によっても違ってきますから、外遊びの時間帯も変わってきますよね。
そういうことを考えて、ピアノの練習時間が、どこでどれだけ取れそうなのかを「あらかじめ」考えて、それを「習慣」にするようにします。
最初はハードルを低く、「できた」という成功体験をたくさん積むことが大切です。ピアノの前に座って手を置いて3回弾く、というように抵抗なくできることから始めて、習慣づけていきます。
新しい習慣がつくのにだいたい3週間くらいかかりますので、お子さんの場合はその期間お家の方のサポートが必要です。
人間の行動の7割(8割という人もいます)は習慣だそうです。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
これは、ウィリアム・ジェームズという人の言葉です。他にもガンジー、マザー・テレサ、マーガレット・サッチャーなどもほぼ同じ内容の言葉を残しています。
ちょっと大げさな気もしますが、習慣がいかに大切かということは伝わってきますね。ぜひ、ピアノのレッスンとともに、練習の習慣をつけ、上達という成功体験を味わえるようになってほしいと思います。