ブログ

2017.09.04

手の使い方を少し変えると響きが変わります

こんにちは。たうらピアノ教室講師の田浦雅子です。

今日は、先生のレッスンを受けてきました。私自身も、少しでも美しい響きで演奏できるよう学ぶ一員です。

モーツァルトの「ピアノソナタ第1番」の第1楽章と、「デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲」の最初の部分を見ていただきました。

前回のレッスンで、手首の位置がそれまでより、もう少し持ち上げたほうが響きがまるくなるということを教えていただき、この2週間はそれを意識して練習していたつもりでした。

まず、ピアノソナタから。
先生のピアノで弾くとあれ?何か違う、イメージしたほど音が上にあがらない。

原因の一つは鍵盤の底に触れる時間を短く、と意識しすぎてしまったこと。そのために、鍵盤の底にきちんと触れず、浮いた音になってしまっていました。
もう一つは、手首の下側で支える意識が足りなかったこと。

その二点に気をつけたら、少し良くなってきました。

デュポールは今日初めて持っていきました。とても美しい曲で、弾いていて楽しくなります。

テーマの右手の最初の二分音符。やはり鍵盤の底の触れ方が足りないため、音が伸びません。そのあとの二分音符も同じです。底まで触れることを意識しすぎると、今度はいきなり大きい音が出てしまいます。この部分の手の使い方を教えていただき、次回までの課題です。

変奏の部分では、左手の16分音符の響きに課題がありました。手のひらの内側で支えながらゆっくり弾く練習が必要と教えていただきました。

最後にお願いして、ブルグミュラー25の練習曲から「アヴェ・マリア」を聞いていただきました。

これもとても美しい曲で、大好きです。手の置き方の角度と、力の向きを変えてみるようご指導いただくと、最初とは響き方が違ってきました。

手首の高さ、鍵盤の底に触れる時間、手の置き方の角度、力のかけ方の向き等、ほんの少しの違いでピアノの音の響きが変わってきます。うまくポイントをつかむと音が上にあがる感覚になります。

響きが変わっていくのを楽しみに、また明日から練習していきます。

ちなみに、写真の私の楽譜ですが、裏に書いてある値段をみたら、何と130円でした!確か昭和44年か45年頃に買ったものだった気がします。