大人こそ楽しい時間を積極的に作る
たうらピアノ教室には、50代、60代の大人の生徒さんもいます。皆さん、お仕事をしながら、でもピアノを習いたい、上達したいという思いでいらっしゃっています。
大人になってからのピアノは、小さい子どもさんのようにどんどん上達することは、 確かに 難しい。でも、着実に上達はしていきます。
大人の場合、私自身も経験がありますが、仕事、家事でいっぱいになってしまいがちです。
もともと仕事だけでも長時間ですし、通勤時間もあります。日本の場合、どうしても会社にいる時間が長い傾向にありますから、なかなか自分の時間が取れません。
もちろん、仕事の中にもやりがいを感じる部分はありますし、楽しさもあります。家事もそうですし、育児は子どもの成長を支えていくというとても大切な役目でもあります。
でも、そんな生活の中でも、「自分」が主体となって何かをする時間を作っていくことには大きな意味があるように思います。
昨日の生徒さんも、そうです。土曜日に時間を作って、思い切ってピアノを始めることにしました。
子どもの頃に少し習っていたそうですが、ロシアピニズムの話をすると「面白そう。これは楽しくなってきました。」ということで、音の出し方からまた、始めることにしました。
姿勢、手の支え…。ひとつひとつレッスンしていきます。その中で新しいことを学ぶ楽しさ、手の使い方によって音が変化する楽しさを感じています。これは、子どもも大人も同じです。
自分が楽しいと思う時間を作ること。逆に、大人だからこそ、そんな時間が貴重であり、それを自分自身が作っていくことが大切なのです。