2019.01.19
楽譜の読み方を学ぶ
ここのところ、両手で弾き始める段階に入る生徒さんが何人も続いています。
新しい音が出てくる
両手で弾く最初の段階は、1オクターブ違いで同じ音を弾くので、左手の位置が今までとは変わってきます。
今までは、真ん中のドに1の指を置いて、ドシラソファを12345の指で弾いていました。上の図の青の部分ですね。
ところが、真ん中のドから1オクターブ下を左手で弾くということは、新しい音符を3つ覚える必要が出てきます。
低いドに5の指を置きますから、12345の指はソファミレドを弾くことになります。今までにはなかったミレドが新しく出てくるのですね。上の図の赤の部分です。
できるだけ法則性をつかむようにする
ここで、5線の上に、ドレミファソがどのように並んでいるかという、法則性を理解しているとスムーズなのですが、小さいお子さんにとっては、ちょっと難しく感じる場合があるようです。
早い段階から、できるだけ法則性を教えるようにしてはいるのですが、最初の頃は、「これがド、これがレ…」というように1つずつ出てきますから、どうしてもそうやって1つずつばらばらに覚えがち。
昨日は、この段階の生徒さんに、音符カードを使って説明をし、並べて「ラの音符はどれ?」とか「ミの音符は?」とカルタ取りのようにして練習をしました。
個別の練習もする
その後、カードを見せて、この音は何だろう?と確認をしました。何回かくり返し練習しているうちに、だんだんスムーズにできるようになってきました。
カードの裏側にはかわいい絵もついているので、意外にみんなその絵が楽しみなようです。どんぐりとかみかんとかソフトクリームとか、よく見ています。
細かく分解する
実際の曲の場合には、音名に加えて、音の長さも重要になってきます。楽譜を読むというのは、意外にいろいろな要素が混ざっているのですね。
できるだけ分解して細かくして練習。楽譜の読み方を学ぶ場合にも、それは重要なポイントになっていきます。