2018.09.25
「何となく」を意識化して覚えていく
こんにちは。
音符には、音の高さと長さという2つの情報が含まれています。
意外に音の長さについて、体系的に学ぶ機会は少ないのかもしれません。
でも、それが分かると、楽譜をみたときに音の長さへの意識が変わってきます。
小学校6年生の生徒さん。
ずっと習っているので、譜読みもしっかりできて、とても上手に弾くお子さんです。
ですから、初心者の生徒さんのように音楽ドリルを宿題で出す、ということは特にしてきませんでした。
ただ、リズムが苦手かな、という感じは持っていたので、ここのところ、レッスンの合間に「かいておぼえる音楽ドリル」を使って、リズム打ちをしていました。
先日、リズム打ちの横にある「音符の計算」を見て、「おもしろそう。やってみたい。」ということで、始めました。
ところが、意外に苦戦。
「4分音符から付点8分音符を弾くと…あれ?何だろう?」
となってしまいます。
図を書いて説明しました。
全音符→2分音符2つ→4分音符4つ→8分音符8つ→16分音符16
8分音符と16分音符は1拍分だけですが。
全音符が基準でそれを分割していくわけです。
名前もまさにその通り。
これを見ながら音符の計算をしました。
そうすると、「ああ、なるほど。付点8分音符は8分音符1つと16分音符1つを足した長さね。だから残りは16分音符なんだ!」
ということで、分かってきました。
確かに、新しい音符が出て来るたびに、それぞれを学ぶこときあっても、体系的に整理することはあまりなかったのかもしれません。
前回のレッスンでここまでやったので、今回は、休符もやりました。
今度はすらすらとあっという間にできました。
一度理解してしまえば、簡単ですね。
「何となく」を意識化することで、理解が深まり、確実に身につけることができます。
お迎えに見えたお母さまに
「今日は、音符の足し算、すらすらできたよ。」と報告して帰っていきました。
理解することで、譜読みがしやすくなり、同時に正確にできるようにもなります。
また一つ、進歩しました。