2018.09.15
同じ速さで数えよう
こんにちは。
まだピアノを習い始めて日の浅いお子さんの場合には、同じ速さで弾いていく、ということが難しいのですね。
4拍子は1234と数えながら弾く、ということは分かっても、4分音符の部分はゆっくり数え、2分音符になると速くなります。
昨日は、小学校1年生の生徒さんのレッスンが続きました。
そして、2人とも、「同じ速さで数えようね。」というお話をしました。
最初に来たのは、とてもしっかりしている1年生のお子さん。
「こぎつね」を弾きます。
「こぎつね」の部分で4分音符が続き、そのあと、「こんこん」は2分音符です。
前回のレッスンの時、1234と数えながら弾いたので、特に「こんこん」のところでは、はっきりと、「1234」と数えながら弾いていました。
でも、せっかく数えたのに、「こぎつね」の部分の4分音符の時と、「こんこん」の2分音符とでは、1拍の長さが違っていて、明らかに速いのです。
最後まで弾いてから、2回、いっしょに歌ってみました。
その後で、「1234、ってちゃんと数えながら弾けたね。ただ、全部同じ速さで数えようね。」と話しました。
そして、「どれくらいの速さで数えるか、最初に決めよう。」と言って、生徒さんに決めてもらいました。
その後、その速さで一緒に数えながら弾きました。
今度は、大丈夫。
「全部同じ速さで弾くことが大切なんだよ。」と話しました。
次に来たのがお歌が大好き、にこにこ明るい1年生の生徒さん。
「でんでんむし」です。
すごくうれしそうに「たくさん練習した。」と報告がありました。
そしてレッスンノートにも頑張ってたくさん練習した様子が書いてありました。
とても上手に弾けていました。
ところが、惜しかった。
最後に来て、「つのだせやりだせ」の4分音符がとても速くなったのです。
「同じ速さで数えながら弾こうね。」というお話をして、また、一緒に数えながら弾きました。
今度は大丈夫。
最後まで、同じ速さで弾けました。
最初はゆっくり、弾けるようになったらだんだん速めていく。
でも、曲のテンポ・拍を数える速さは同じにしていく。
生徒さん自身の体感はもしかしたら、あまり変わっていない可能性があります。
だからこそ、一緒に数え、確認していくことが大切なのだということを感じたレッスンでした。