2018.07.07
楽しむと上達も速くなる
こんにちは。
先日の内容とも少し重なりますが、人間が進歩していくためには、「自分でこうありたいと決める」ということがとても大切です。
人に言われたことは、抵抗がある場合が多いのですね。
自分で決めれば、進むことができます。
5月に入会された小学校3年生の生徒さん。
とても前向きで積極的なお子さんです。
お引っ越しのため、たうらピアノ教室に来ることになりました。
「ピアノひけるよ!ジュニア3」から始めることにしました。
前回のレッスンでは、慎重に学んでいきたい、という感じがしました。
あんまり宿題が多いと、出来なかったときが心配…。
ちょっとそんな雰囲気。
2週間あったので、最初の3曲を宿題にしました。
「こいぬのマーチ」「あわてんぼうのうた」「メリーさんのひつじ」
どれも、とても上手に弾いてきました。
「メリーさんのひつじ」の右手が付点4分音符+8分音符のリズム、左手が4分音符という部分もばっちりです。
○をつけ、次の「よろこびのうた」に進もうとしたら、
「次も練習してきた!」
聞かせてもらったら、これもまた、とても上手に弾けていました。
音符を読む力が、しっかり身についているのですね。
その次の「むすんでひらいて」も、分かるところは、少し練習し始めたのだそうです。
自分なりに出来る部分を先に進めよう、という気持ちになったとのこと。
これは、とてもうれしいことです。
もちろん、先に進むことが大切なわけではありません。
ただ、最初の段階では、「楽譜が読めること」「指のコントロールができること」の2つは重要なポイントであり、その中で表現力を養っていこうと考えています。
ですから、「自分で譜読みをする」気持ち、そして「できた」という実感が持てることがすばらしいと思うのです。
お母さまから「レッスンをとても楽しみにしていて、今日もはやく行こうとせかされました。」とうれしい言葉をいただきました。
楽しむと上達も速くなる、それを実感したレッスンでした。