2018.07.06
記録することの大切さ
こんにちは。
たうらピアノ教室では、レッスンノートを使っています。
ここには、レッスンのポイントを書く・毎日の練習時間を記録する・質問を書くなどの枠がとってあります。
脳科学や、心理学などで言われていることですが、人間はアウトプットする(話す・書く)ことで脳内に記憶を定着させていくことができます。
以前、あるお医者さんが話していらっしゃったことですが、患者さんに出すお薬の副作用について、一通り説明した後、
「お分かりになりましたか?」
「はい」
「では、言ってみてください」
というと、ほぼ全員が言えないのだとか。
レッスンでも似たようなことが起こります。
いくつか、手の使い方についてのポイントを話します。
その後、
「手の使い方で、大切なことを説明したけど、何を覚えてる?」
と聞くと、
「うーん。わすれちゃった…」ということがよくあります。
この説明したことをもう一度自分の言葉で言ってもらう、ということはレッスンの中で入れていますが、やはりできないこともあります。
そんなときも、お家に帰ってレッスンノートにポイントを書くことで、思い出し、意識していくことができるようになります。
もう一つ、練習時間の記録。
○をもらえると思ったのに残念…。
こういうときに、意外に練習出来ていないこともあります。
自分では練習した「つもり」
でも、記録を見ると、確かに多めに練習した「日があった」
ただ、1日だけで、練習しない日のほうが多かった。
意外に、記憶は不確かなものです。
記録していくことで、見えてくるものがたくさんあります。
同時に、右側のページで、自分にとってよかったことやうれしかったことを記録していくことで、自分自身の幸せを感じることもできます。
レッスンノート、ぜひ、有効活用していただきたいと思っています。